ほまれ&三重錦

先日,宮田酒店に取り置きしておいた三重錦(酒の会に出品した大吟醸の15BYをごく少数だけ瓶詰めしてもらったもの)を取りに行った.

それと共に,冷蔵庫から溢れたほまれを飲んだのだが,最初伊豆で飲んだ時は若干生老ねっぽい風味が出ていて味も開いていなかったのだが,冷蔵庫に保存して時々飲んでいたらその風味は陰を潜めて,結構良くなっていた.でも,他の遊穂とは違うなあ…と思っていたのだが,しばらくグラスのまま置いていたら(=酒を飲みながら寝たとも言う(笑)),他の遊穂のようなしっかりした酸が出てきた.これはっ!と思って,一日常温で放置しておいたら,かなりいい感じに!結局,常温に近い温度で飲むのが良さそうだし,熟成(常温も)にも向いている感じで,それに気がつくのが遅れて,すべてを味わいきれなかったのが残念だった.

三重錦を開けたが,最初かなりしっかりしてインパクトが強いのだが,しばらくすると山田錦らしいフルーティな風味が立ち上がってくる.その場合でも,かすかな苦みがあるので,キリリと引き締まっている感じだ.ただ,こちらはグラスに入れたまま常温で放置しても,あまりいい感じにはならないので,常温熟成には向かないだろう.