アル・ケッチァーノ(鶴岡)
湯殿山や途中の月山ワインの工場が併設されている道の駅でワイン貯蔵庫を見たり試飲したりした後に,ようやくここに到着.
http://www.ques.co.jp/alchecciano/
この店,メニューを見ただけで,食材の組み合わせの斬新さに「なんじゃ,こりゃー!」と言いたくなる店.味もあまり過度な味付けはせず,適度な塩味にオリーブオイルやハーブ類が抑えめに使われていて,全体として素晴らしい味を生み出している.イタリア料理でありながら,その繊細な味わいは日本料理に通じるところがある.
コース料理に(多数の(苦笑))アラカルトを追加したのだが,以下のリスト(後から思い出したので,あいまいなものも多い)を見てわかるように,喰いも喰ったりである(笑)
- マグロ(?)のカルパッチョ
- ヒラメのカルパッチョ
- 庄内牛(?)のカルパッチョ
- 羊のカルパッチョ
- だだちゃ豆と海老ソース
- ミディトマト
- 水菜のシーザーズサラダ
- 夏の庄内やさいのMix
- グリーントマトのピッツァ
- 羊のレバーとハツの半生グリル
- 立川の小鳩のロースト
- ワラサの頭のグリル
- ホウボウのアクアパッツァ
- 骨付きスペアリヴ・じゃがいものオーブン焼き
- 三川佐藤さんのプチトマトとあさり,バジルのさっぱりスパ(?)
- 羽黒の子羊と庄内のオーガニックな豆類の軽いラグーソーススパ(?)
- バジルと木の実,にんにくのジェノヴァ風ペーストとじゃがいも・いんげんのリングイネ
- 庄内浜のフグとキャベツ,カラスミのペペロンチーネスパ
- フグとハーヴのリゾット
- デザート(レムレーズンのジェラート,ごまのジェラート,地卵のプリン,リコッタチーズのタルト,パンナコッタ)
- エスプレッソ
なお,「これ以上喰えない…」,「あとはデザートだよなあ」と言い合っていた時点で,スペアリブが出てきた時のみんなの驚愕した顔は本当に見物であった.
お酒は以下のように白ワイン1本,日本酒1本,赤ワイン1本.水酒蘭は,この店が鯉川酒造と共同で作った酒で,仕込み水はこの店の地下水を使っているらしい.鯉川らしく食中酒を意識した造りで,常温に戻った時に日本酒らしい酸が出てきて,それがこの店の味わいにぴったりである.
- MONTEORO VERMENTINO DI GALLURA 2005(イタリア・サルディーニャ州 SELLA & MOSCA)
- GAVI DEL COMUNE DI GAVI コルテーゼ 2005(イタリア・ピエモンテ州 FONTANA)
- 水酒蘭 純米吟醸 生酒 精米歩合50% 製造年月18年8月(山形・鯉川酒造株式会社)
- Edoardo ESINO ROSSO CASTEL COLONNA 2001(イタリア・プーリア州 Mognon)
この店は非常にお勧めであるので,近くに出張・旅行した際にはぜひ寄って頂きたい.ただし,いつも予約が一杯らしいので,早目の予約はお忘れなく.我々も,あまりのおいしさに「明日のランチの予約は取れますか?」と聞いてしまったくらいである(苦笑)