フラガール(TOHOシネマズ川崎)

今日は待ちに待った公開初日.舞台挨拶が見たかったので,インターネットでチケットを買ってわざわざ川崎へ(ちなみに,蒼井優が来る方は2分で完売したので取れなかった(泣)).

http://www.hula-girl.jp/

席が悪かったのと,事前知識詰め込み過ぎ,映像見過ぎ,音楽聞きすぎなので,あまり冷静に評価できない(苦笑)…今後はできるかぎり白紙で行くように注意しなければ.

この映画は,平山まどか(松雪泰子)というダンスの才能はあるがとんでもない(笑)女性が,時代に取り残されたしまった炭坑の悲哀と,それに負けず未来を切り開こうとする力の間で,教師として育っていく物語であろう.最初はウォーターボーイズスウィングガールズ的か?と思ったが,かなり違う印象を受けた.

(追記:平山まどかはとんでもない(笑)女性で不幸で不器用で自分をうまく表現できないが,心根はまっすぐで嘘がない.しかも,後にトップダンサーになる谷川紀美子(蒼井優)も,強情でひねくれ者である.彼女達に共感でき,教師と教え子の間に次第に育っていく信頼関係に感動できるかどうかが,この映画をどう評価するかの分かれ目になるのではないか.しばらく経つと,表面とは異なる心に動きがわかってきて,また見たくなる不思議な映画である.)

これは実話で,場所は常磐炭坑と常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ).平山まどかのモデルは,この映画でも振り付けを指導したカレイナニ早川である…ただし,映画中のとんでもない部分は創作とのこと(笑)

調べてみると常磐ハワイアンセンターの設立には興味深い話が沢山あるのだが,この映画では,基本的にそれを説明しようとしない.その代わりに,平山まどかという存在を通じて,すべてを描き出していくのだ.今回の松雪泰子の演技は特筆ものだと思う.

さて,舞台挨拶だが,まず最初にフラガール達のタヒチアンダンス!来たのは松雪泰子徳永えり池津祥子,李相日監督.池津祥子ファンとしては,まともじゃないコメントが欲しかったか(笑)李相日監督は,かなりシャイで,すべてを映画で語るタイプのようだ.