大塚屋(武蔵関)

かなり体調も回復してきたが,別冊現代農業「農家が教えるどぶろくの作り方」を見ると濁り酒は体に良いので風邪を治すために買いに行った…

http://www.ruralnet.or.jp/gn-tokubetsu/betsu/200612.html

…は嘘で,まだ行ったことがない(正確には一度行ったときには定休日でもないのに休みだった)新宿の松の屋のブログを見て,竹鶴の雄町純米にごり酒を売っている大塚屋は会社の近くだということに気がついて,買いに行ってみたのだった.

nüvi 360を頼りに到着して,店番していたおばあさんに一声掛けて店内を見てみる.秋鹿や竹鶴,睡龍などなど,硬派な酒ばかりでよだれが出そうである.生もとのどぶなんかは,スペック違いで何種類もある.風邪回復のために(←まだ言うか…)竹鶴の雄町純米にごり酒にするつもりだったが,秋鹿のにごり酒も買うことにしたら,ちょうど帰ってきた息子らしき人に秋鹿は冷蔵庫に入れるように,竹鶴は冷やではとんでもない酒なのでびっくりしないように何度も言われる.ちなみに,例の菊姫の通い袋を出すと,二人ともびっくりしていた.竹鶴の石川達也氏が書いた「間違いだらけの酒常識」の小冊子をもらえたのは,袋のおかげかも.

  • 竹鶴 雄町純米にごり酒 広島産雄町(65%) 2004酒造年度 製造年月平成18年12月(広島・竹鶴酒造株式会社)
  • 秋鹿 霙もよう 純米吟醸にごり生酒 山田錦(60%) 901酵母 製造年月18年12月(大阪・秋鹿酒造有限会社)

長距離歩いたので開けたら爆発しそうな秋鹿は後日にして,竹鶴を冷やで飲んでみる…と,確かに酸っぱいだけで変な感じ.確かにこれだと何も知らない人は絶対文句を言うに違いない.なお店では常温で放置してから65℃で二回お燗してやっと開くと書いてあったので,かなり熱めに燗して飲むと,いきなり酸味を中心とした芳醇な味に化ける(ただ,まだまだ苛めてもよさそう).燗冷ましは,さらにやさしい感じになってよい.また肉料理…たとえばステーキやすき焼きが合うという話なので,実家でもらったモッツアレラヴルストというソーセージを茹でて合わせたが,確かに合う…というか,もっと濃い味にも負けないだろう.さて,これにどんな料理を合わせたらいいだろうか?…楽しい酒を買ってしまったものだ.