オープンアプリプレイヤー

auが「オープンアプリプレイヤー」というJava VMを搭載するらしい.

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/interview/33103.html

auとしては,BREWをサービス開発者にまで強制したことで品揃えを貧弱になってしまったので,仕方なく他と足並みを揃えたというところか.

しかし,オフィシャルサイトでのJavaでのサービス作成を認めないという暴挙(笑)に出た点は面白い.たぶん,BREWプログラミング言語・環境としての世間の評価はすでに確定しており,ここで一旦Javaを認めたら,ほとんどすべての開発者が他の携帯会社でもサービスしやすいJavaに一気に移行するのが明白だからだろう.

しばらくはこの状況を続けながらMIDP用のAPIを拡充していき,端末がほとんど入れ替わった時点でオフィシャルサイトでの運用を認めるというのが私の予想.

この事例からも,プログラミング言語が普及するかどうかは,ある時点における細かな仕様の善し悪しはほとんど関係がないのは明らかだ.結局,開発要求をどの程度幅広く受け止めてくれるかが重要なのだと思う.