セクシーボイスアンドロボ(日テレ)

朝,会社の売店でE藤氏と会った時,二人同時に「昨日のアレよかったよねえ!」…そう,セクシーボイスアンドロボのことである(最初このタイトルを見た時に,正しく構文解析できなかった(笑))

原作は「茄子」の黒田硫黄,脚本は「すいか」木皿泉,役者はセクシーボイス(ニコ)がすでに「SAYURI」でハリウッドデビューした大後寿々花,ロボが松山ケンイチ.ニコの両親は塚本晋也(「悪夢探偵」の監督で正しい?)と片桐はいり,謎の組織が岡田義徳(彼は本当に個性派の名脇役である…彼が主人公の作品も見てみたい!)と浅丘ルリ子(あの故岸田今日子の後を継げる女優は彼女か!)で,第一回目のゲストは中村獅童という,私にとってよだれが出そうな面々.松田優作の「探偵物語」を彷彿とさせる洒落た雰囲気で,ロボの愛車がシトロエン2CVなのだ!また撮影陣もがんばっており,特殊な撮影方法を駆使しているのも印象的.いやあ,「帰ってきた時効警察」だけでなく,こんな素晴らしい作品が始まるなんて!…今期はものすごい嬉しい.七色の声を駆使するはずのニコが吹き替えでなかったら,本当に完璧である(でも,13歳の女の子に成熟した女の声を出せというのは,とても無謀だと思うが(笑)).

なお,岡田義徳の話が出たので,ついでに「ユキポンのお仕事」(テレビ東京)も推薦しておきたい.これはヤングマガジンで連載されている,お酒と男にだらしなくてぐうたらだけど,決して憎めない飼い主のあけみちゃんと,彼女の代わりに働く猫のユキポンのほのぼのとした漫画の実写版.配役が絶妙で,な,なんと,あけみちゃんが大人計画平岩紙,ユキポンが猫のきぐるみを来た岡田義徳なのだ!興味ある人は,ぜひ見てみるべし.