井のなか(錦糸町)

以前から,二升ガールズの京子さんとあややさんに「井のなか」に連れて行ってくれと頼まれていて,二人の忙しいスケジュールを調整して(彼女らに比べると,夜はいつでもOKな私って暇人?)ようやく今日に決まったのだが,なんと台風….京子さんからは「もしかして嵐を呼ぶ男ですか?」のように互いに責任を押しつけ合うという前哨戦があり,同じく台風だった松の屋の竹鶴の会にも参加していたあややさんの責任という結論になった…少し遅れて待ち合わせ場所に到着したのが彼女の敗因か(笑)
両手に花状態(ただしどちらも人妻)で店内に入ると,さすがに客は少ない…が,工藤氏が私の顔を見て不思議そうな顔をしている…どうもアルバイト氏が台風で直前にキャンセルした別の客を私と勘違いしたらしいが,仕込はちゃんと終わってますからと,電光石火で準備をして頂いた.
お酒は京子さんの注文で,まず9号酵母の軽い味わいから熟成酒(ワイングラスで)に移り,その後は生もと三昧.二人とも初駒は始めてだったようで,青森にこんな酒があるとは…とびっくりしていたようだ.京子さんはにこにこ笑いながら,あややさんは顔をほんのり赤くしながら,どんどんペースが上がっていく姿はまさに見もの!
料理は,冷製お通し9品(蕪の酢漬け,すね肉の煮込み?,リエット,青柳のぬた和え,蛸のトマト煮チーズがけ,グリーンピースとパンチェッタのトマト煮,挽肉のそぼろ,四万十川青海苔入り卵焼き,白いんげん)とバゲット,刺身(鰹,〆鯖,真鯛,青鯛),セニョリータ・ゴールドの肉詰め,豚肉のロースト・モッツアレラチーズ載せ,セイゴのグリル・ゴルゴンゾーラチーズがけ・イチジク添え,フジッリとエンドウ豆のパスタ,舞茸の天ぷら.京子さんから,チーズ料理をいろいろ食べたいと言われて工藤氏にリクエストしておいたのだが,結構力作だったと思う.なお,青鯛は今まで食べたことがなかったが,淡泊な白身でなかなかうまい.あと,セニョリータ・ゴールドも始めて食べたが,パプリカより小ぶりでも同様にジューシーでなかなか美味しい.なお,京子さんによると,井のなかのイタリア料理は,根底に和の味があり,それゆえにより日本酒に合うのではないかとのこと.
なお台風なので,店内には少数のよほどの常連しかおらず,工藤氏ともじっくり話ができたようだ.ただし,「なぜこれを選んだんですかね?」,「なぜカエルなんですか?」,「工藤さんは何歳ですか?」と聞かれるたびに,私が本人を捕まえて聞いてあげるという同時通訳状態であったが(笑)なお,あややさんの旦那が?IJなので,知り合いが結構同じだったり,京子さんからいろいろダメだし(謎)されたり,T巻氏のある日の行動(謎)を教えてもらったり,着物を着るように説得されたり,非常に有意義な時間を過ごした.京子さんによると,私達の帰宅直後に中央線が止まったらしいので,間一髪というところだった.なお,松の屋ブログを見ていたら,台風の日に呑みに遠征する筋金入りの(馬鹿な?)酒呑みは私達だけじゃなく,S井氏をはじめ結構いたらしい.まったく困ったものである(苦笑)

  • 大治郎 純米よび酒 瓶火入れ 吟吹雪(60%) 9号酵母(滋賀・畑酒造有限会社)
  • 清酒竹鶴 にごり純米 18BY(広島・竹鶴酒造株式会社)燗
  • 仙亀 ひこ孫 純米清酒 阿波山田錦(80%)(埼玉・神亀酒造株式会社)常温
  • 小笹屋竹鶴 番外編 純米原酒 広島産山田錦(60%) 2000(平成12)酒造年度 製造年月19年2月(広島・竹鶴酒造株式会社)常温
  • るみ子の酒 純米酒 七年熟成 麹米:山田錦・掛米:五百万石等(60%) 七号酵母 製造年月2006年7月(三重・合名会社森喜酒造場)常温
  • 小笹屋竹鶴 生もと純米原酒八反錦 6号酵母 第20号 2004(16BY)酒造年度(広島・竹鶴酒造株式会社)常温
  • 小笹屋竹鶴 生もと純米原酒八反錦 酵母無添加 第35号 16BY(広島・竹鶴酒造株式会社)常温
  • 初駒 純米 無濾過生原酒 華吹雪(60%) 製造年月19年5月(青森・佐藤酒造株式会社)燗
  • 秋鹿 生もと 純米生原酒 山田錦(70%) 七号酵母 上槽2007年2月 製造年月19年5月(大阪・秋鹿酒造有限会社)冷や・燗
  • 睡龍 生もと純米 おこぜ 瓶燗(65%)(奈良・株式会社久保本家酒造)燗