居酒家べっしゃん(東伏見)

長い間ここに勤めているのに,なぜ今までこの居酒屋に行かなかったのだろう?
先週,研究用システムの開発&テストをしている時(笑…分析結果がよく理解できるように,自分の仕事や趣味に関連したトピックにすることが多いのだ)に,少し気になる居酒屋を見つけた.さっそくぐぐってみると,ホームページブログがあるようで,地図で場所を確認すると,なんと弊社のすぐ近く!その内容や,他のブログの内容を見ていると,しっかりした純米酒の燗酒を提供しているように見える.昼間大塚屋に行った時にK子氏に聞くと,確かに納めていて,しつこく頼めば(笑)お燗もしてくれるはずとのこと.
というわけで,21:30頃に仕事を終えて,ここに行ってみた.裏門を出て五分で,S井氏の会社から初乃までの時間を大幅に短縮する近さだ.店内はジャズが流れていて,L字型カウンターと6人用テーブルが二つ.で,カウンターにいるのは,二十歳くらいのかわいい女の子…って,えっ,この年齢でこういう店を持っているの?と最初は戸惑ったが,ちゃんと奥から三十歳くらいの店主が出てきて安心した.
料理は,お通しが肉豆腐で,さらに天然鯵のたたきを注文.定番メニューは普通の居酒屋メニューなのだが,本日のお料理の方は生牡蠣やアンキモ,刺身などのうれしい料理が多い.なお,焼魚は,自分で魚を見て選べるようだし,おまかせパレットは9種類のつまみを盛ってくれるらしい.
日本酒は15種類くらいあり,たとえば秋鹿,悦凱陣,辨天娘,旭若松などの純米酒がリストアップされていて,ざっとみたところ10種類くらいはお燗に向きそうで,空瓶も飾られていたが,遊穂,竹鶴,久礼なども扱ったことがあるようである.仕入れ先は大塚屋が半分で,他はいろいろな酒屋から仕入れているとのこと.日本酒も焼酎も基本的に500円らしい.面白かったのが,店内の黒板に熟女系のような直感的でわかりやすい分類(笑)がされていることで,秋鹿は悪女系だそうである.では,竹鶴は何?と店主に聞くと,「変態系かな…」とのこと(笑)ただし,常温保存されているのは数種類なので,酒質に応じて,もう少し増やして欲しいところ.さて,呑んだお酒は以下の通り.最初は悦凱陣を見つけて喜んで注文し,呑みながら日本酒メニューをじっくり観察して,普段呑んだことがないものを選んでみた.常山は,酒販店で保存して熟成されていることもあって,豊かでしっかりした味.店主によると,出荷当初はかなりガチガチだとか.澤屋まつもとは,燗したためかやわらかでまろやかななかに,少し古酒独特の風味が漂う感じで悪くはない…京都で学生時代を過ごした時は京都の酒が好きではなかったので,今更再発見している感じだ.
さて,総論としては,ここは非常にいい店のような感じがする.店主にいろいろ聞いてみたのだが,6年も営業していて私が今まで行かなかったのは,以前に店の前まで見に行った時期には焼酎がメインだったからのようだ.今は日本酒を再び増やしたとのこと.今日はすでに夕食を食べていたので,今度は食べずに行ってみようと思う.ここで呑んでから,再び仕事という離れ業もできそうだな(苦笑)

  • 悦凱陣 手造り純米酒 オオセト(55%) 熊本9号 製造年月19年9月(香川・有限会社丸尾本店)
  • 越前 常山(じょうざん) 生詰 製造年月2002年?月(福井・常山酒造合資会社
  • 澤屋まつもと 純米 製造年月12年4月(京都・松本酒造株式会社)

追記:K子氏から,奥さんが黒木瞳似という情報が…(笑)>某氏