会社のメールアドレスを使うな!

研究会前にS藤教授(彼は元弊社で大学に転職)と打ち合わせをしている時に,昔共著で書いた某学会の英文論文の結果を聞いたら,「わからない」とのこと.びっくりして詳しいことを聞くと,会社のメールを移動しないうちにVPNを突然切断されて,メールの転送も拒否されたとのこと.一応,メールが来たら新しいメールアドレスに転送するようなメッセージは返送するように設定してくれているそうだが,それは確実ではないので,なんらかの行き違いが起っている可能性も考えられる.会社に残っているメールを取りに行き,それを元にしてさまざまな手続きをしなければいけないのだが,めちゃくちゃ大変で面倒である.社内メールを転送する必要はないが,外から来たメールだけは新しいメールアドレスに転送してあげるのが普通じゃないのかい???
そこで,弊社の人間には,会社のメールアドレスは内部使用に限定することをお勧めする.私は名刺に印刷しているオフィシャルメールアドレスとプライベートメールアドレスは社外のメールアドレスを使用し,社内向けは外部に一切アナウンスしていない.よい方法は,学会(たとえばACMIEEE)などのメールアドレス付与サービスでメールアドレスを貰い,転送先をGmailにすることじゃないかなと思う.Gmailには,ちゃんと別メールアドレスで送信する機能がある(なお,この場合はGmailのアドレスも付加情報として別の特別なヘッダに書き込まれる)し,出先で携帯からメールチェックすることも可能になるからだ.実際,今学会などでアクティブに活動している人は,私を含めてそのような使い方をしている人が多いし,B-mobileやE-mobieも無線LANも使えないところでも,メールのチェックができるようになる(もちろん,社内のメールは読めないが,そんなもの読めない方が幸せかも(苦笑)).
ただし,この方法の問題点は,ろくに外部との付き合いがない無能だけど出世しちゃった管理職が,今後名刺のメールアドレスに会社のアドレスを記入することを強制する危険性があることか(苦笑)