グミ・チョコレート・パイン(テアトル新宿)

グミ・チョコレート・パイン」という題名の意味を知らなかったのだが,要するにじゃんけんでグーなら2歩(グミ),チョキなら6歩(チョコレート),パーなら3歩(パイン)ということらしい.私の地元では,「グリコ・チョコレート・パイナップル」だったのだが….
監督・脚本はケラリーノ・サンドロヴィッチということで非常に期待度が高かったのだが,過去と現在を対比させながら話を進行させるという演出で,石田卓也黒川芽以の新鮮な演技と大森南朋の渋い演技が良かったと思う.主人公の大橋賢三の友人役の若手俳優も上手い.もちろん,犬山イヌコもノイズバンドのボーカルとして出演している(笑)ただ,懐かしいものが一杯(スコラとか,タコハイとか…)出てくるので,若い人にはわからない部分もあったと思う.少年時代の実らなかった恋というありがちなテーマをうまく扱っている秀作.
ところで,大橋賢三が山口美甘子を撮影した8ミリフィルムを受け取った写真屋って,べっしゃんのすぐ近くの店じゃないかな?一瞬だけど一番という中華料理屋の看板も写っていたようだし.
追記:一番の女将さんに聞くと,確かに東伏見周辺で大々的にロケをしていたとのこと.気が付かなかった…知っていたら,仕事を抜け出しても黒川芽以を見に行ったのに(爆)