作（上石神井）

sake

S井氏と昼別れたばかりというのに，夕方に再びここで会う（笑…なぜ一度帰ったのかというと，昨日は客先から直行したためにスーツだったから）．今回は自宅から歩いてみたのだが，まだ最短経路が掴めず，かなり回り道をしてしまった．
さて，料理は，お通しのトマト・胡瓜・じゃがいもを胡麻ドレッシングでサラダ仕立てにしたもの，愛媛の太刀魚の造り，鯛子の旨煮，サザエのつぼ焼き．
お酒は以下の通り．仙亀は店主が「いやあ，まずいものをみつけられちゃったな（目の前に置いておいて「まずいもの」はないと思うけど（笑））」というもので，生老ね香がちょっとするが，神亀の個性を考えれば非常に気になるというほどではなく，なかなか面白い．琵琶の長寿もかなり熟成させたもので，きれいななかに熟成香がたなびく感じの酒．なお，今日は隣に座ったカップル（夫婦ではない？）に，ギリシャのメタクサというブランデーをお裾分けしてもらったが，これがぶどうの旨味を凝縮した感じのなかなかの逸品．アテネオリンピックの前に買って来たということもあるだろうが，ボトルもインターネットで見つかるものとは比べ物にならないくらい豪華だったので，実はかなりの高級グレードではないか？どんどん飲んでいいと言われたが，次の約束もあるのに撃沈しないように，泣く泣く断ってしまった．

さて，今日面白かったのは，反対側に座っていた女性の三人連れ．一人は子供（あとから聞いたら7歳らしい）なのだが，それが「私も日本酒を飲みたい」と主張して母親を困らせているのであった…将来有望（笑）その後，今日お燗番をしているりえぞ氏に，「実は私の妹（しかも二人は双子）なんです」と言われてびっくり．確かによく見るとこの三人，さらに子供までみんなそっくりなのである．いやあ，血筋というのは（いろいろな意味で（謎））恐ろしいものである（笑）