某勉強会

T大でWeb解析についての勉強会.NI?のU野準教授+社会人博士課程のE藤氏,T工大のW田准教授,M田准教授,T大のT田准教授+学生,?TRのY田氏,H大からS社に就職したK内氏,O和田氏,S土氏トリオ.
前半はWebのアクセス解析ツールの話.興味深いのは,リアルの方でしっかりとした商売をしている有名な会社だと,Webサイトの作りが悪くてもアクセス解析にそれが現れにくいこと.たぶん,アクセス解析というのはユーザの行動を分析するものなので,そのリアルの比重が高すぎると,ネット上で観測できないそちらの要素が支配的になってしまうからではないか.また,アクセス解析を依頼してくる企業は,ネットワークで実際に商売をしている企業だけでなく,事前に情報をユーザに与えることで購買行動をおこさせるような企業も多いらしい.なお,6/9は「ログの日」とのこと.
T田准教授は,スパムの解析の話.基本的には最大SCC以外の大きなSCCはほとんどスパムということだが,それも単に一つにまとまっているものだけでなく,複数のSCCが何らかの構造を持って繋がっている(PageRank値を大きくするため?なんらかの実装・運用上の制約のため?)ものが見つかっているのが面白い.あと,amazonは外にはほとんどリンクを貼らず,一旦中に入って来たら外に出れない構造になっているらしい(つまり,最大SCCの外に存在している).