某ディベロッパー交流会

G社のディベロッパー交流会で?ndroidの話.この手の?ava系の言語を使った組み込み機器というコンセプトは昔からあるので,今回は特に何が優れているのかを知りたかったのだが,基本的には次のような点か?

  • OSSで構成されていること.組み込み機器の場合にはなかなかソースコードが公開されていることが少ない.これは最初の製品が出た時にソースコードを公開してくれるらしい.
  • DoJa,MIDPなどでは,特に高レベルなライブラリはベンダ依存であるが,各社が?ndroidを使えば統一される(…と期待されているようだが,逆にさらに増える危険あり).
  • 携帯電話の次世代デフォルトブラウザとしてSafariが有力候補になってきた(NokiaiPhone,?ndroid)ので,携帯向けの高度なコンテンツの開発が楽になったり,小型デバイス用の優れたGUIの恩恵を受けられるようになる.

パネルでは,実際にパネリストがアプリを開発してきたので,いろいろ興味深い話が聞ける.たとえば,現時点では適切に国際化・日本語化されていないので,適切に文字コードを扱うことができないので,Unicodeエスケープで文字列を渡したりする必要があるらしい.また,インプットメソッドフレームワークが開発中だったり,もうすぐマニュアルの日本語訳にも取りかかるとのこと.他に,現在のエミュレータが遅いという苦情は何人もの人が言っており,必要ならば実機でテストした結果を知らせてくれるという話だったが,本当に実機で早くなるのだろうか?デスクトップの方がエミュレーションコストを考えてもCPU的に有利な気もしないではないが,それよりグラフィックスのハードウェアサポートによる高速化の恩恵が受けられるという点が大きいのだろうか.後発ということで完成度が高いのでは?と期待していたのだが,API的に特に優れているという話が聞かれなかったのは少々残念である.本当は,純粋に技術的な優劣や,実際の電話としての使い勝手も知りたかったのだが,それは結局よくわからず.なお,久しぶりに顔を見たS社から転職したI原氏は元気に司会をしていた.