マスメディアは死んだ?

朝起きて,はてブの注目記事一覧に目を通していたら,「川田亜子さん・自殺?まとめ | 不可解な報道規制・”報道偽装”を見逃すな!」というタイトルのまとめサイトが立ち上がっていた.さっそく目を通してみると,衝撃的な事実が羅列されていた.確かに,報道を聞いた時に,いくら美人で元人気女子アナでも,独立してしまって仕事も多くない状況で,ベンツを事務所から貸与されているのは不自然だと感じていたが,どうも恋人?の上司のマンションで,事務所名義の彼の車の中で自殺したらしいが,それはまったく報道されていない.業界の有名人なので,各社が知らないなんてことは絶対なかろう…としたら,いままで彼らがまことしやかに報道していたことって一体何???(なお,6/4にはさっそくサイトが消去されているが,「川田亜子 自殺 まとめ」でぐぐればキャッシュを見ることができる.) ここで書かれていることの真偽は調べればわかることだが,もしマスメディアが何らかの圧力を受けて,この事件に関する情報を操作していたとしたら,それは大きな問題ではないだろうか?
聖火リレーの時のチベットの報道にせよ,最近のマスメディアは「社会の木鐸」どころか,権力者,金持ち,悪人らの圧力に従って言論統制をしている傾向が強いのを感じる.昨今の有害情報云々の話も,どちらかといえば一般国民ではなく,彼らにとって都合の悪い情報じゃないかと感じてしまう.NHK秋葉原のヤラセ問題も,メールが証拠として残っているわけだし,真実だろう.
このようなマスメディアの権力の乱用,良心の喪失,質の低下を補うのは,CGMではないかと思う.しかし,現在のCGMは,誤りも多く,感情的な争いも多いし,みかけ情報量が膨大なわりには,実質的な情報量は少なく,情報操作に対する対策も完全ではない.我々技術者としては,このような問題に柔軟に自発的に対処できるシステムを作り上げて,CGMをもっともり立てて,マスメディアの代わりに位置づけられるようにする必要があるのかもしれない.