Eee PC 901のキーボード交換

VAIO type Pの日本語キーボードと英語キーボードの違いをぐぐって調べていた時に,「Eee PCの英語キーボードがそろそろ入手できないかなあ…」と思って調べたら,なんと「ノートパーツ」というオンラインショップで売っていた.早速注文したらお金を振り込んだ日の翌日には届いた.梱包は丁寧.
交換作業はいくつかのブログで紹介されているが,キーボード上部にある3箇所の爪を奥に押し込んでキーボードを浮かせてから,フィルムケーブルの両脇の留め具を浮かすと取り外せるので,逆の手順で取り付けるだけである(キーボードをはめ込む時には,爪は特に気にしなくて良い).…と書くとやさしそうだが,最初のキーボードの爪を押し込むのが大変だった.要するに,単に押し込むだけではすぐ戻って来てしまうので,同時にキーボードを少し浮かせることで爪が戻ってこないようにするのである.一度キーボードを浮かせることができれば,後は簡単である.
今回交換した両方のキーボードは以下の通り(上が日本語キーボード,下が英語キーボード).

残念ながら,VAIO type Pのように文字キーが等幅でなく,16mm幅と13mm幅が混在している.しかし,「-」と「=」(つまり,上から二段目の文字キーは等幅),「,」,Back Space(これは幅が13mm→18mm),Enter(これは16mm→25mm),右Shift,四つのカーソルキー,スペースキー(これは50mm→75mm)が幅が広くなる.残念ながら幅が狭くなるのが,右ALTである(私は,英語キーボードを使う時にこのキーをIMEの切り替えに割り当てる).以前にEee PCを聴講時のメモマシンとして使った時に感じたのは,右Shiftが小さすぎてミスタッチの原因になりやすいことで,さらにBack Space,Enter,カーソルキーなどの多用するキーが押しやすくなったことで,格段に文字入力がしやすくなった.今まで16mmのキーピッチは快適に文字を入力できる最低限の値だと思っていたが,そのわりにはEee PCで文字入力するのが辛いように感じていた原因は,どうもこれらのキーが小さかったことにあったようだ.
その後,システムコントロールパネルからデバイスマネージャを起動して一旦「101/102英語キーボードまたはMicrosoft Natural PS/2キーボード」とは別のキーボードドライバを選んでリブートしてから,再度同じように「101/102英語キーボードまたはMicrosoft Natural PS/2キーボード」を選択しなおしてリブートすると,Windows英語キーボード配列が使えるようになる.さらに,「窓使いの憂鬱」で,コントロールキーとCaps Lockキーを入れ替えて,IMEのON/OFFを右ALTキーに割り当てて終了だ.
同時に,ROMをアップデートして,タッチパッドのドライバをアップデートした.今回の更新で正式にマルチタッチをサポートし,感度などが調節されて少し扱いやすくなったように感じる.