b-mobile 3Gの使い方

最近GDDフォン用の日本通信プリペイドSIMが発売されたアナウンスがあったが,今までのb-mobile 3GのSIMも自分でAPNの設定をすれば使用できる.ただし,b-mobile 3Gはパケット数ではなく時間なので,大量に通信するアプリも安心して使える反面,毎回こまめに接続を切る必要がある.なおAndroid端末は,Wi-Fi環境でも必ずしもWi-Fiだけを使ってくれるとは限らない.そこで,以下のように設定してみた.

  1. APNを書き換えて,3G接続を不可能にする.これを簡単におこなうソフトとして,Android Marketから「APNdroid」と「Toggle Data」が入手できるようだ.基本的な動作は,前者はAPN名とAPNタイプの末尾に"apndroid"を追加するもので,後者はAPNタイプを変更する.細かい違いとしては,前者は通知領域にメッセージを出力するだけでなく,さらにタスクバーに常駐してどちらの状態かを示してくれる.後者は単に起動時にどちらかの状態を示すだけである.ただし,「Toggle Data」の方が動作が軽快だ.(追記:「APNdroid」のタスクバーに表示されるインジケータは,再起動時には自動起動しないし,多くのアプリケーションを起動するとタスクバーに表示されなくなるようだ).
  2. b-mobile 3GのSIMを使った時には,そのままでは現在データ通信中かどうかはわからない.そこで,Android Marketから「データ通信接続状態表示(TelephonyChecker)」を入手すると,タスクバーに常駐して,現在通信中かどうかを示してくれるだけでなく,状態が切り替わった時にメッセージも出力してくれる.ブート時に自動的に起動するチェックボックスもある.なお,「APNdroid」とのインジケータ表示の違いは,「APNdroid」が論理的に通信が可能かどうか,「データ通信接続状態表示」はさらに細かく実際に通信しているかどうかである.ただし,論理的に通信できない状態か,単に現在通信していないだけかの区別はつかない.
  3. 自宅や出先でWi-Fiが使える場合には,スリープ時でもWi-Fiが使える設定にするとよいかもしれない(デフォルトでは,スリープ時にはWi-Fiを使わず,3Gで通信する仕様).これは,「設定」で「ワイヤレス設定」→「Wi-Fi設定」と選択し,メニューボタンを押して「詳細設定」を選ぶと,「Wi-Fiのスリープ設定」という項目があるので,そこで「スリープにしない」を選択する(追記:ただし,これを設定すると,かなり電池が減るようなので,「電源接続時はスリープにしない」に変更した).