某ワークショップ三日目

「渋滞学」のN成教授一派の地下鉄シュミレータの研究がなかなか面白い.まだシンプルな実装ではあるが,この出来でJRや東京地下鉄からの協力がないとは,とても信じられない(公的な発表資料だけで作成しているらしい).発表者は,内部でかなり研究開発をしているから相手にしてくれないと思っているようだが,ああいう公的なサービスを提供する組織だと上層部が硬直化していることが多いので,実体はかなりお寒いものかもしれないという気もするのだが.今後,副都心線の相互乗り入れが増えて行くにつれ,ダイヤの乱れの影響は相当大きく,予測が難しくなるはずなので,この分野の技術発展は重要だろう.
一応発表無事終了.今までで一番反応が良く,有益なコメントをいろいろ貰えたのは嬉しい.
ところで,数人から「招待講演者はどのように選んでいるんですか?」と質問された.普通はある特定分野の専門家を集めることが多いが,このワークショップでは異業種交流を意識して,いろいろな分野の面白い専門家を招待するというところが評価されていると思っている.
なお,H田氏からはマルセイのバターサンドをお土産に頂いた.賞味期限は結構あるので,ゆっくり少しづつ食べることとしよう.どうもありがとう!>H田氏