南極料理人(ヒューマントラストシネマ渋谷)

ドームふじ基地で料理人を勤めた西村淳氏のエッセイを映画化した作品.ドームふじ基地は沿岸部の昭和基地と違って,内陸部の山上にあるために,ペンギン,アザラシどころかウィルスも生存できないほど過酷らしい.娯楽も限られているので,毎日の楽しみは食事だろう.というわけで,とにかく,食べる,食べる,食べまくる(笑)ただ,その中でいろいろな人間模様が表されているのだ.
この映画では表現を誇張するために,とんでもない高額の食材が出てくる.しかし,現実には相当食事に掛ける予算が限られているはずだけど.
主演の堺雅人生瀬勝久豊原功補は特に好きな俳優で,なかなか素晴らしい演技を見せてくれる.なお,小出早織が出演しているのは知っていたが,なかなか出てこないなあ…と思いつつ見ていた.まさか,ああいう伏線が張ってあったとは…これはちょっとだけ見もの.
こういう食事シーンばかりの映画が好きなのは,やはり生来の食いしん坊だからか(爆)