Snow LeopardのgnuplotでAquaTermを使う
デモ用のMacBook Pro 17インチはSnow Leopardなのだが,gnuplotをインストールしたところ"aqua"というターミナルが「set terminal」しても見えなくなり,使えなくなってしまった.X11はサポートしているのだが,X11ではプログラムが終了したらグラフのウィンドウが消える(終了前に明示的に一時停止させないといけない)のだが,AquaTermはそのまま残るという違いがある.今はデモプログラムの内部でgnuplotを呼び出しているので,この違いは少々困る.
これはSnow Leopardが正式に64ビット対応したことにあるようで,AquaTermのライブラリがインストールされていても32ビット用だけなので無視されてしまうのだろう.ぐぐって見つけたMacResearchの記事「gnuplot & AquaTerm in Snow Leopard 10.6.1」を元に次のように32ビットバイナリを生成するようにして対処した.
$ export LDFLAGS=-m32 $ export CFLAGS=-m32 $ ./configure -with-readline=bsd $ make $ sudo make install
ちなみに,「--with-readline=bsd」としているのは,そのままではGNUのreadlineをリンクできなかったので,その対処法だ.