日本ワインを飲む会(作・上石神井)
朝早くから学会誌の原稿書き.すでに一通り書けてはいたのだが,細かい部分を修正するのに予想以上に時間が掛かり,結局夕方までに終わらずorz 心の中で編集委員に「ごめんなさい」と呟いてから,「作」に.
実は,今日は「日本ワインを飲む会」だったのだ.りえぞさんによると,「作」の初めてのワインの会らしい.
集まったメンバーは,「作」のマスターの橋本氏とソムリエ資格を取得したばかりのりえぞさん,大御所の大塚屋の京子さん,西荻窪の「organ」に一緒に行ったこけちゃんとHちゃん,さらにこけちゃんの知り合いのN村夫妻.いけちゃんも一生懸命誘ったのだが,そもそもスケジュールを教えてくれず,最終的に決まった日程にも結局仕事を入れて来てくれなかった…残念だったが,そもそも本人に来る気がなかったようだから仕方がないorz
この日のメニューは以下の通りで,橋本氏とりえぞさんがワインのラインナップに合わせて考えてくれたものだ.今回は甲州種が中心だったが,魚との相性も非常に良く幅広い適応能力を感じさせたものの,唯一だし巻玉子では苦みを感じてしまった.京子さんによると,玉子とワインを合わせるのは結構難しく,ドミグラスソースなどを掛けたりした方がよいそうである.
- 前菜:翡翠大根
- お造り:本ハタ,本まぐろ漬,〆鯖
- チーズ豆腐
- コンソメ豆腐(自家製ベーコン風味)
- 地鶏とキノコのチーズクリーム煮・ゴルゴン風味
- だし巻玉子
- じゃがバタ・トリュフ塩で
- ごぼうのキッシュ
- ローストビーフ
- デザート
- FONTANA Sparkling water
飲んだワインは以下の通り.
先日私が依田酒店から購入した日本ワインに加えて,橋本氏がどうしても飲みたいと言っていた「三郎の葡萄酒」も坂戸屋商店で購入して用意.大塚屋の京子さんも「ルバイヤート 甲州 シュール・リー 2008」を持ち込んでくれた.グラスもりえぞさんと京子さんがリーデルのグラスを用意してくれて,私も個人的にソーヴィニヨン・ブラン用を持ち来んで使ってみた.
- 2009 ラ・フロレット ハナミズキ・ブラン 山梨県甲州市産甲州種 アルコール分11.5%(山梨・奥野田葡萄酒醸造株式会社)
- アルガブランカ イセハラ 2008 山梨県笛吹市伊勢原圃場産甲州 アルコール分11.5(山梨・勝沼醸造株式会社)
- アルガブランカ イセハラ 2009 山梨県笛吹市伊勢原圃場産甲州 アルコール分12.0(山梨・勝沼醸造株式会社)
- アルガブランカ イセハラ 2010 山梨県笛吹市伊勢原圃場産甲州 アルコール分12.0(山梨・勝沼醸造株式会社)
- ワイン・ヴィーナス 2009 桜沢シャルドネ オーク樽醗酵 シャルドネ アルコール度12%(山梨・奥野田葡萄酒醸造株式会社)
- ルバイヤート 甲州 シュール・リー 2008 山梨県勝沼町産甲州種ぶどう アルコール分12.5(山梨・丸藤葡萄酒工業株式会社)
- ルバイヤート プティヴェルドー 古町屋収穫 2009 山梨県勝沼町等々力地区産プティヴェルドー アルコール分12.5(山梨・丸藤葡萄酒工業株式会社)
- 三郎の葡萄酒 山梨市産甲州種 アルコール分13%(山梨・旭洋酒有限会社)
ワイナリーでも売っていない,異なるビンテージの「アルガブランカ イセハラ」の一気飲みはなかなか面白かった.基本的にはソーヴィニヨン・ブランのような柑橘系の風味であるが,2010は新鮮で,2009は少し軽く,2008は風味は落ち着いてどっしり感がある.
意外だったのは,「三郎の葡萄酒」がシェリーのオロロソのような風味があって,なかなか美味しかったこと.さらに,お燗でも楽しんでしまった.ただし,橋本氏によると,この葡萄酒は瓶によってかなり味わいが違うようで,3月6日(サブローの日(笑))にみんなで自家熟成した「三郎の葡萄酒」を持ち込もうという話になった(が,冗談かも(苦笑)).
「作」の橋本氏,りえぞさん,大塚屋の京子さん,山梨でお世話になって要求したワインを揃えて頂いた依田酒店の依田浩毅氏,どうもありがとうございました.また機会があれば,何かやりましょう!
追記:橋本氏曰く「京子さんは怒ると笑顔が優しくなる」.みなさん,気をつけよう!(爆)