TUMI 26141 DH ALPHA エクスパンダブル・オーガナイザー・コンピューター・ブリーフ ブラック(TUMI)

出張には,滞在日数に応じてRIMOWA Salsa 851.40 Business Trolleyか,約20年前にイタリアで購入したベネトンのボストンバッグを使っている.しかし,最近近場の1泊出張や短期間の帰省が多くなったこともあり,普段使っているKarrimorのSector 25ではなく,もう少し容量が多く,荷物が出し入れしやすいバッグが欲しくなった.
そこで,一番最初に目についたのはMANHATTAN PASSAGEのMANHATTAN PASSAGEのデザイン ソリューション“陰山モデル”(#8003-K) だった.

ただ,大きいバッグの中のパソコン収納ケースを取り外せるよりも,同じバッグでいざという時に収容量が増える方が嬉しいのでは?,収納ポケットが多すぎても結局使わないのでは?と思って,さらに探した結果,TUMI 26141 DH ALPHAを購入した.
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実はこのバッグを見つけた時に,国内の正規価格(65,100円)と海外の価格($375=約3万円)の価格を知って「出張した時に買ってくれば良かった…orz」と後悔したが,楽天に消費税・送料込で19,800円で販売しているサイトがあったので即注文(ネームIDタグやTUMIトレーサーが不要なら,もっと安いアウトレット品?もあるようだ).汚れや箱潰れありと注意書きがあったが,特に問題はなし.国内正規販売品は5年間保証がつくのと縫製が丁寧なタイ製が多いらしいが,これは中国製でも正規品なのでTUMIトレーサーも海外のWebサイトで無事登録.しかし,この価格差はちょっと….
なお,現行品はAlphaシリーズだが,ぐぐると以前のGeneration 4.4シリーズのレビューも多く,いろいろ変更点もあるので注意すべし.ここでは,その違いも含めて感想をメモしておく.

  • このバッグの一番の特徴は自立することと,そのまま快適に荷物を出し入れできることだ.つまり会社や自宅の机の横に置いて,すぐ持ち運べる書類入れとして使うことができる.このメリットは大きい.
  • ショルダーベルトは,以前は耐久性がなく,摩耗時にシャツに色移りするなどの問題があったようで,Alphaシリーズで大きく変わったようである.その変更がプラスかマイナスかはわからないが,重い荷物を入れても軽く持ち運べる.なお,取り付け部がオフセットしているので,特にエキスパンドした時にバッグの見た目の形状が変形するのがかっこわるいと思う人がいるかもしれない.
  • 持ち手部分は革製で高級感がある.ただ硬目で遊びがないので歩行時に反動がダイレクトに伝わり,実際以上に重く感じられてしまう.これも「TUMIは重い」と言われる原因の一つか?(追記:使い込んだからか,保革クリームを塗ったためか,少し柔らかくなってきて,非常に感触が良くなって来た.)
  • 最初段ボールを開梱した時に,「こ,こんな大きいバッグを毎日使うのか…」と少し後悔する(笑)が,詰め物を取ってしばらくすると通常状態に戻るので安心して欲しい.なお,持ち運ぶ時は,荷物が少なければ自重で薄くなるように設計されているようだ.
  • 前面の4個のポケットが非常に使いやすい.上側は底面までの十分なスペースがある,ファスナーを少し空けるだけで開口する,形がしっかりしていて小物をパッキングしやすい,手探りで物を出しやすい点が良い.左側のポケットの中には,さらにファスナーポケット(パスポート用?)やスマートフォンやペンループ(ただしペンは入れにくい),キーフックがあり,イヤフォンケーブルを出す穴もある.G4.4ではこのポケット用のポーチがあったが,使いにくくなるだけかも.右側のポケットは防水加工され排水口もある.Alphaシリーズではこのポケットが大きくなり,ペットボトルや傘が出し入れしやすくなった.下側は平らなものしか入らない(左側にカード入れあり)のでIDカードと名刺入れしか入れていないが,片側にマチがあるのでバッグが膨らんでいる状態でも出し入れしやすい.
  • その後のオープンポケットは読みかけの雑誌やiPadを入れるのに非常に便利だ.ショルダーベルトも使わない時は邪魔にならないようにここに入れている.ここにある小さなポケットは定期入れ用か?
  • その後のコンパートメントは上側だけがファスナーで開口する.仕事で普段使うには十分な容量があるが,足りない時はショルダーベルトを使った状態でも蛇腹部分のファスナーを一回転させるだけで簡単に倍になる.また材質がソフトなので,結構大きな荷物も入るようだ.
  • その後のコンパートメントのファスナーを下側まで開くと,じゃばら状の3つの書類入れが広がった状態になり.そのまま便利に使うことができる.PCインサートは真ん中の書類入れに,ケーブル収納ポーチは書類入れの上に入れる.ただ,Alphaシリーズでは下部のクッションがなくなったようなので,iPadなどをPCインサートを使わずに入れる時には注意しよう.なお,電卓用と思われるポケットがあり,私のHP 35sにぴったりだった.
  • 背面の上下にファスナーが付いたポケットは,キャリーバッグのハンドルに固定するためのもの.同じ機能を持っていてもしっかり固定されないバッグが多いが,これは大丈夫だ.なお,Alphaシリーズでは下側のファスナーが直接当たらないようにカバーされたが,上側のファスナーもどちらか片側に寄せておいた方がよいようだ.なお内側に22cm×15cmくらいの張り付けポケットがある(航空券用?).
  • ファスナーがAlphaシリーズでは止め糸が露出しないタイプから露出タイプに変更されて,スムース感は低下したらしい.また引き手部分が黒色塗装されたが,剥げやすいのでメッキの方がよかったかも….
  • ネームIDタグはカッコいいが,小型化で名刺が入らなくなった.どちらにせよ手荷物持ち込みでは意味がないので取り外した.

さて,どの程度の耐久性があるか楽しみだ.