IXY 32S故障

購入したばかりのIXY 32Sがいきなり故障orz 電車で移動する時にポケットに入れておいたら,レンズの周辺が少し凹んで,レンズが完全に開かなくなったのだ.これはかなり有名な問題らしい.
さっそく「サービスセンター新宿」に朝に持ち込むと,レンズユニット交換になり,夕方に受け取ることができた.本来は有償だが,今回限りということで無償だった.
しかし,今までいくつかのデジカメを使って来たが,もっとひどい扱いをしても問題はなかったし,今回も落下させなかったし,どこかにぶつけた記憶もなかった.そこで,IXY 30Sと32Sを比較してみると,IXY 30Sの方がレンズ開口部の直径が小さく,さらに30Sは周辺が少し厚く盛り上げられているが,32Sはそれより薄い金属板だった.30Sの方は切削加工しているので,もし以前は鍛造してから加工していたとしたら,今度の単なる金属板をプレスしただけの32Sの方が強度が低そうで,ぶつけたりしなくても,ほんの少し圧力を加えただけでも変形しちゃうのかもしれない.これは短焦点化の時の設計ミスか低価格化の影響だろう.もしかすると,この問題が顕在化したことも,このシリーズを打ち切った理由の一つかもしれない.

結局IXY 32Sはむき出しで持ち歩くのは厳禁で,ちょっとした持ち運びでも必ずレンズ前面を保護するケースが必要だ.そこでヨドバシカメラで出来る限りスリムなセミハードケースを探した結果,ハクバが輸入しているLoweproのVolta 10(1,100円)を購入.このケースはなかなかいいかもしれない.