鰻家 うりずん。(大阪市鶴見区緑)

今回の深夜バスは大変で,出発も30分ほど遅れた上に,朝目を覚ました時点ではGWの大渋滞でまだ名古屋.結局到着が5時間も遅延し,午前中に映画を見る予定は吹っ飛んだ.そこで,ホテルに荷物を預けてから,急いで「うりずん。」に行き,なんとか閉店時間前に入ることができた.この店はカウンターだけで小さいが,関西風地焼きの鰻を出す大阪の有名店である.

うな重(松)(3,880円)を注文し,鰻が裂いて焼かれるのをヱビスビールを呑みながら待つ.少し安い竹(3,040円)も鰻の大きさは同じなのでお得だそうだ.この店の鰻の特徴は,濃いタレが鰻だけに付けられており,さらにしっかり焼かれているために,身がザクザクという感じで歯ごたえが良く,しかも香ばしいのだ.ご飯にはタレは掛けられていないが,鰻にかなりしっかり味がつき量が多いので,不要だった.ただ,鰻が小さい鰻丼を注文した場合は相対的にタレの量も少なくなるので,目の前に置いてあるタレを掛けるとよいかもしれない.なお,最初は山椒を掛けないで食べてくださいと言われるが,途中でちょっとだけ試したら山椒がせっかくの地焼きの風味を覆い隠してしまったので,確かに向かないようだ.

  • 京菊菜のみぞれ和え.上に乗っている鰻が美味く,期待がさらに高まる.

  • う巻・八幡巻.八幡巻は香ばしく焼かれていて,これを美味しいと思ったのは初めてかも….


この店は関西風鰻の中でも,かなり個性的だ.大阪中心部から少し遠いが,関西風鰻好きは足を運ぶ価値があると思う.