オリジナルLENOVO YOGA TABLET 2ケース, LENOVO OGA TABLET 2専用キーボードカバー(IVSO)

Windows 8, 8.1 10と使い続けた結果,MSの「タブレット」は一般的な「タブレット」ではなく,「タッチ操作もできるノートPC」に過ぎないことを確信した.何しろ,

  • タッチ操作前提に作られたストアアプリが少ない&完成度が低い.結局,デスクトップ用のアプリをメインにせざるをえない.
  • デスクトップアプリとタッチアプリを共存させるためにMSが取った手段は,文字やGUI部品を同時に拡大できるようにすることであった.しかし,画面サイズが多種多様なAndroidが分断化した事実からわかるように,この方法では決してうまくいかない.結局,アプリや状況ごとに拡大率を変更するコストをユーザに強いてしまったし,タッチ用とデスクトップ用とシステムが二重化し,どこに何があるかがよくわからない事態も引き起こしてしまった.
  • その結果,タッチ操作ではうまく使えないとか,物理キーボードがないと入力ができないなどの状況が生まれてしまい,物理キーボードと物理ポインティングデバイスタッチパッドorマウス)が必須になってしまったことは,Surfaceシリーズのデザインを見て明らかである.

そこで私も,ミニノートPCとして使えるように,LenovoのYoga Tablet 2 with Windows用のキーボード付きケースを注文した.

  • 合皮のカバーだが,しっかりしていて決して安っぽく見えない.寸法はきっちりしていて,カメラの穴なども正しい位置にある.
  • マグネットが入っていて,閉じると液晶の電源が切れる.
  • 後ろのスタンド部分も開くようになっている.なお,ここにもマグネットが使われていて,閉じると固定される.
  • Bluetoothkキーボードも合皮に包まれていて,取り外しできる.電源スイッチは手前についているが,若干操作しにくい.
  • キーボードは英語配列で,アルファベットはそのまま入力できるが,括弧などの記号類はFnキーと組み合わせる必要がある.そのために,プログラミングは困難だが,キーの大きさは確保できているために,物書きは比較的快適にできる.

なお,Amazonのレビューを見る限りでは,この種のキーボードの設定方法を知らないことによる悪い評価を見かけるが,以下の点に気をつけてほしい.

  • このキーボードは英語配列である.Windowsはキー配列を検知できないので,もしキーボードの表示通りに入力できない場合は,以下のように修正してほしい.
    1. タイルの「設定」の「時刻と言語」の「地域と言語」をクリックする.
    2. 「日本語」の「オプション」をクリックする.
    3. 「ハードウェアキーボードレイアウト」の「レイアウトを変更する」で「日本語キーボード(106/109キー)」から「英語キーボード(101/102キー)」に変更する.
  • 英語配列の時のIMEのON/OFFはAlt+`だが,このキーボードではAlt+Fn+Kと入力する必要がある.これは面倒なので,自分の好きなキーに変更すると良い.
    1. 「ハードウェアキーボードレイアウト」の下の「Microsoft IME」をクリックして,さらに「オプション」をクリックする.
    2. 一番下の「詳細設定を開く」をクリックする・
    3. 「全般」タグの「編集操作」の「変更」をクリックする.
    4. 左から2番目の列の「IMEオン/オフ」を見つけて,その1番目のセルをクリックして,希望するキーに変換する.私は,Control-\に変更した.
  • さらにCaps LockキーをControlキーに割り当てると便利だが,Bluetoothキーボードだと以前のMSの配布していたCtrl2capは正しく動かないそうなので,レジストリをいじる.例えば,ここを参考にすると良い.
  • Bluetoothキーボードでキーがリピートして止まらない問題が起こったので,Lenovoのドライバを全てインストールしなおしたら,今の所は再現していないようだ.

これで8インチノート(っぽい)PCとして使えるようになった.仕事用としても使う場合の問題はUSBハブとVGA出力なので,徐々に解決していきたい.