本当の最終校正

午前中に最後の見直しをしていたのだが,それでも大きなミスが見つかる.うーむ.

最後の校正に予想以上の手間が掛かった件について述べておく.

  • 大学の指定フォーマットは事前にしっかり調査すべし.W大は非常に詳細な指定をしてくれるが,K大はほとんど指定しない上に,基本的に余計なことを書かない文化らしい.たとえば,日付さえも入れないのか?と心配になり事務室に電話したところ,どうもそのような感じ.今回は時間がなかったので,私は見込みで作業してしまったが,できれば,もっと事前に事務室で聞いてくるとよいと思う.
  • TeXのエラーは何度もしっかり見直すべし.若干のOverfullには慣れているのだが,複数の論文を取り込んだために,一部のラベルが重複していたのに製本依頼する日の午前中に気が付いた.危ない.
  • 参考文献も,事前に一度しっかり見直しておくとよい.最近は,サーチエンジンで検索して入手できるので,参考文献の詳細が曖昧になっていた.私はCiteSeerBibTeXデータを使っていたのだが,これは残念ながらページ番号が入っていなかったり,必要な情報が抽出されていなかったりする.そのような場合有効だったのは,ACMのDigital Libraryで検索すること.ここも,BibTeXフォーマットをサポートしているのだ.これをやりだすと,軽く数時間掛かる.

最終ページ数は131ページ,参考文献数は86.参考文献は,まだちょっと少ない気がするし,もっと入れられたのだが,まあいいかな.

今後は二度と自分では中身を一切見ないことにする.だって,ミスを見つけたらやだもん(笑)見つけても言わないように.