知り合いの院生の論文を査読したのだが．自分が言いたいことを主張して，それを証明すればいいのに，なぜ本質でないことしか書かないのだろう？その先生が非常に心配していた理由がよくわかったが，先生が口で言うだけではダメなのかもしれない．
本人が「どうすれば通るのか？」を一度実際に体験して身につける必要がある．一旦わかれば比較的やさしいのだが，何しろまだ一度もできていないのだから簡単にはわからないわけである．これが昔G藤教授が口癖のように言っていた「勝ち癖」なのだが，これをいかに身につけさせるかが重要なのだ．
