インタビューア=T内教授

T内教授がインタビューをしている記事.
第3回 Cyanを設計した高校生、5カ月で5つの言語を習得(@IT自分戦略研究所)

国語ができる(=日本語できちんとした文章が書ける)人じゃないとプログラムは書けない。(T内教授)

周囲を見ていても,「プログラムが書けない=論理的思考ができない=創造的な仕事ができない」というのは明らかだと思うので,それはさもありなん.ただし,「言われたことだけをやる(言われないことはやらない,創造的な仕事は時間の無駄)」というのが大企業で出世する重要な資質なのだ.だから,仕事を丸投げすることしかできない人に,自分で仕事をする人が馬鹿にされる風潮が生まれる.
なお,一人I崎氏というLaTeXの天才ハッカー(会社用の伝票システムまでLaTeXで書いて認めさせた…しかも日本語プログラミング!)という例外がいたが,彼は結婚するまで「日本語が喋れない人」(例,I崎氏「うーっ!」→私「わかりました.夕食に行きますか?」(笑))として有名だった…そうかっ!彼は日本語はダメだったけど,英語はペラペラだったからよかったのか(爆)

優等生的な答えなんだけど、Webなんてわざわざ勉強しない方がいいよ。上層レベルのプログラミングは軽く、奥底がない。マッシュアップのように、うわべのところで混ぜたり並べ替えたりするのはまさにそう。何か地面に足を着けてる感じがしないから、私はどうも面白くない。(T内教授)

マッシュアップそのものは否定しないけど,学会発表を見ていても,自分が使うAPIの内側をまったく理解しないで,無意味な実装をしている人が非常に多いのは確かだと思う.中身がどうなっているか?の理解は不可欠だし,それは大学の教育や基本ソフトウェアのOSS開発に関わることなどで知識や経験を身につける必要がある.
ただし,ラピッドプロトタイピングという能力を強化する点においてはよいのではないかな.自分がやりたいものがあれば,即作っちゃうというフットワークの軽い人が多くなったのは素晴らしいと思っている.