HP Officejet 6500A Plus(HP)

夏休み中に自宅で仕事をするためにプリンターを購入して,しばらく使ってみた.
購入候補はAirPrintを標準でサポートしているHP製の無線LAN・両面印刷対応のA4プリンタで,最初は価格が安くなってきたコンパクトなEnvy 100にしようと思っていたのだが,AmazonにもHPオンラインストアにも在庫がないようなので結局断念(昨今のHPの方針変更で生産中止になったようなので,このお洒落なプリンタが欲しければ,まだ在庫を持っている店があるうちにすぐ注文すべし).結局HP Officejet 6500A Plusを注文した.なお,Officejet 6500Aは無線LAN・両面印刷に対応しているか,していないかで2種類ある.

使った感想は以下の通り.

  • プリンタ側の設定は液晶パネルの指示に従えば簡単にできる.
  • Mac OS Xでは,「システム環境設定」の「プリントとスキャン」の「+」を押してプリンタを選択すれば使えるようになる.ただし,プロキシ設定によっては,「Software Update can’t connect to the Software Update Server. 選択されたプリンタソフトウェアは Apple から入手できますが、インターネットに接続されていません。」というエラーが表示されてできないので注意すること.
  • Windows XPでは,HPから提供されているアプリをインストールする必要がある.通常版と簡略版の2種類が用意されているようだが,無線接続するためには通常版をインストールする必要があるようだ.
  • 印字品質は黒色がクッキリしていてきれい.
  • スピードは会社のレーザープリンターと比べると遅いが,まあ仕方ないか.
  • 無線LAN経由でスキャンも簡単.
  • Envy 100と比べてサイズは結構大きく,特に高さが高い上に,スキャンやコピーを考えるとさらに上部に余裕がないといけないので,設置場所にかなり困る.結局私は床に置くことにしてキャスター付きのプリンタスタンドを買ってみた.この組み合わせは安くて使いやすくて,結構よいかもしれない.

サンワサプライ プリンタスタンド(複合機、小型レーザー用) LPS-T99

サンワサプライ プリンタスタンド(複合機、小型レーザー用) LPS-T99

AirPrint

iPhoneiPadからは,AirPrintを使えば,インストール・登録なしに,プリンタを選択するだけで印刷できる.対応しているアプリも多い.両面印刷の指定もできる.
ただし,私の購入したプリンタはファームウェアが古かったのでアップデートが必要だったが,Macや無線接続ではアップデートできないので要注意だ!

HP iPrint mobile app

Androidでは,HP iPrint PDF(PDF印刷用)とHP iPrint Photo(JPEG印刷用)というアプリで印刷する.ただし,他のアプリからは印刷できないし,両面印刷の指定もできないので,あまり使えない.

HP ePrint

HPでは,電子メールを送れば自分のプリンタに印刷される機能を提供されている.まずプリンタのコントロールパネルでWebサービスを有効にすると,必要なソフトウェアが自動的にダウンロードされるので,次に,印刷されたURLにアクセスして,サインアップしてプリンタコードを入力して,各種設定をおこなえば使える.
ePrintのメリットは以下の通り.

  • 電子メールを送信するだけで使える.しかも,意外に速い(クラウド側でレンダリング処理をやってしまうからか?).
  • MS Officeファイル(日本語OK)も印刷できる.Mac OS XでもOfficeをインストールしていないWindowsを使っていても,忠実に印刷できるのは嬉しい.
  • メールの本文と添付ファイルの両方を印刷できる.添付ファイルだけを印刷したい場合は,メールの本文を空にすればよい.
  • 印刷後に電子メールで通知される.