EZ-TP

「歌うトランペット!」EZ-TPを買ってしまった.


http://www.yamaha.co.jp/news/2004/photo/0410050101.jpg


これは,マウスピースに声を吹き込むと,トランペットの音が出るという結構画期的な楽器である.サックスのようにリードという発音源をもつ楽器と違い,トランペットは唇の振動で音を出すために,その技術の習得と維持が難しいのだ.トランペットのようにバルブもあるが,伴奏を流している時には,バルブを押さえなくても歌うだけでトランペットの音が出る.弦楽器,鍵盤楽器,打楽器など結構幅広くやってきた私だが,残念ながら管楽器はまったくの未経験で,今練習中である.


かなり大きな反響があったらしく,11/1発売と言いながら予約でほぼすべて完売してしまって,11/10にはもうホームページにおわびがでたくらいである.それを知っていた私も来年になって出回ったら…とか思っていたら,偶然入った新宿の新星堂で見つけてしまったのだ.これは何らかの縁があったと考えねばなるまい.ちなみに,ジャミネーターとか,ショルキーとか,この手のキワモノ楽器を他にももっているのはいうまでもあるまい(苦笑)


ちなみに,次に書かれている誕生経緯が結構面白い.第一号機はコップのような形をしているが,この時点で今の製品の要素をほぼ兼ね備えているのだ.


http://www.music-eclub.com/ez/product/ez-tp/info/info06.php


この文章の中の「どんなささいなアイデアでも可能性がある!」ということは,やはり研究開発の基本だろう.新しい技術は果敢に挑戦しなければ,決してものにすることはできない.


たとえば,実は東大では,フレミングより先に青カビの周囲で細菌の繁殖が抑えられる現象を発見していたという事実はご存じだろうか?しかし,彼らはそれを単なる実験の失敗と片づけてしまった.この研究態度の差は一見小さく見えるかもしれないが,実は非常に大きい.