真夜中の弥次さん喜多さん

ちょっと最近忙しかったので,見てないDVDが5枚も貯まっている状態だ.うー.

で,「真夜中の弥次さん喜多さん」を見に行った.原作はしりあがり寿で,宮藤官九朗の初監督作品(だからくど監だとか).振り付けは,いつものように奥さん(「マンハッタンラブストーリー」もそうだったが,彼女の振り付けは芸術的とは言いにくいだろうけど,結構ノスタルジックで好き).

一体どういう作品になっているのか,まったく想像がつかなかったし,見た後でも一口で言えないが,個人的にはけっこういい出来だと思う.名作だとか,泣けたとか,感動した!とかはいいにくいかもしれない(何しろ喜多さんはヤク中なんだから)が,あの独特の世界の実写表現が非常によい雰囲気を醸し出していて,引きずり込まれてしまう.中心となる二人の演技もよい感じ.ところで,例の文字が入ったユルイ浴衣はいいよねえ.

恋の門」のように,著名人が沢山出る.監督本人や大人計画松尾スズキはもちろん,たわぁ麗溝堂の店主としてしりあがり寿も.なお楳図かずおは年取ったなあ,妻夫木聡はこの役ではちょっと株を下げたかなあという感じ.

なお,この映画で一番得したのは荒川良々に間違いない(笑) 一体何が起こったのかは,映画館に行ってのお楽しみ.