サマータイムマシーンブルース(渋谷アミューズCQN)

舞台を映画にしたもの.タイムマシーンという点が,いかにもありふれているようだが,その料理の仕方が秀逸.舞台と映画の両方の脚本を書いている上田誠の才能を感じさせる.

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役者も,主演の二人を除いて,いかにも演劇やってますという人が多く安心して見れる.メガネを掛けてクールにふるまうカメラ部員役の真木よう子は,あまり重要な役ではないものの,ドキドキしちゃうくらいの魅力を発散している.

あと舞台となった香川県は非常にのどかでよさそうである.

ただ,本広克行監督の存在は希薄に感じられた…まあ,それほど脚本家の上田誠が凄そうなのだが.

なお,最後の方に画面の左上に,この映画が一回目であることを示す文字が一瞬写った気がするが,もしかして続編の可能性があるということなのか?