大学における研究とは?

卒論・修論提出が近づいているので,研究室をぶらぶらして,どの程度完成しているのかをチェックしていると,なんともうすでに50ページびっしり書いてしまって,「内容を減らさないと」とか言っている余裕がある奴がいてびっくり.

その後,助教授の部屋でいろいろ話をしたのだが,「今年はみんな進行が早くて,安心ですね」と言うと,大学は研究を通じて哲学を学ぶところでもあるので,指導者がちゃんと筋書きを書きすぎると,研究は早く確実に進むのだが,自分で考えなくなってしまうので良し悪しらしい.助教授は,テーマ選定の段階から自分で考えさせるとともに,もっとぎりぎりまで自分を追い込まさせるつもりなのだが,学生としてはそれでは不安なので,懇切丁寧に指導してくれる指導者の下につきたがるとのこと.

難しい.