第4回究極の静岡吟醸を愛でる会(ホテル虎ノ門パストラル)

I社のS井氏に誘われて,この会に.

http://www.dd.iij4u.or.jp/~kshimz/sake/ultimate_2006.shtml

出品したのは23場14蔵57種類.残念ながら,若竹の二本だけは途中で品切れになり飲み逃してしまった(泣)

あまりに凄すぎて長くなりそうなので簡潔に書くことにする.特に気に入った蔵は,千寿,喜久酔,志太泉,杉錦,忠正,高砂白隠正宗というところか.静岡は醸造試験場が頑張っていて独自の酵母がいろいろあるのだが,基本的には華やかな味になるものが多い.しかし,私としてはどちらかと言えばしっかり系が好きである.もちろん,これ以外にも気に入ったものはあったし,もう少し低い価格帯では違う味わいのものを出している蔵も多い.

面白いのは,私が釣りに行く芝川のほとりにある富士錦で,同じ山田錦で日本酒度や酸度が微妙に違うものを4種類作っていて,味わい分けることができた.私は,やはり日本酒度や酸度が高いものが好きなようだ.

また,仕込み水としては,英君,志太泉,富士錦,白隠正宗,開運,高砂があり,私の実家の近くの英君は私が昔から親しんできた柔らかな水の味であり,富士錦は富士川の側なので,いかにもミネラル分が多そうな硬い味で,面白かった.

食べ物はいろいろあったが,刺身とかはゆっくりしていたら電光石火でなくなってしまった(まあ,鮎の塩焼きを食べることができたからいいか).最後には,蕎麦や塩辛などのつまみぐらいが残っていたのだが,静岡名物茹でピーナッツが沢山余っていたのは嬉しかった(神奈川とか静岡の人間じゃないと,あれにはなじみがないのかもしれない).なお,実家ではいつも冷凍物なのだが,ここではホテルで茹でたらしく,味は段違いにおいしい.

一度にこんなに沢山の静岡の酒を味わうことができて,非常にうれしかった.S井氏,どうも誘ってくれてありがとう!