蓋付き錫チロリ(サンシン)
そろそろ燗のシーズンも終わりだが,井のなかの工藤氏も(確か)使っている蓋付き錫チロリ(タンポ)を買ってみた.ポイントを貯めている銘酒市川で注文したけど,ここは送料は無料じゃないし,他にもっと安い店もあるかもしれない.
http://sanshin.in.coocan.jp/0305_PRO_KOD.html
少しお金を足して,木枠と容器もついてくるミニかんすけにしなかった理由は,以下の通り.
まず,ミニかんすけは,陶器にお湯を入れて,それにチロリを入れるのだが,一合をちょうどよく燗できるように湯量が調整されているので,二合を燗するとか,煮酒(笑)には向かないようだ.そこでフルネットでは,以下のようにお湯を沢山入れられる改良版を売っている(ちなみに,私の入手したチロリは,すでに蓋を開けずに酒器に注げるように改良済のようだが…).
http://www.fullnet.co.jp/mini_kansuke/kairyo_type.html
でも,私はすでに燗たのしと小泉成器のマイコン酒燗器を持っていて,これだともっと湯量を増やすことができるのだ.
次に,燗たのしは普通の徳利も使えるし,小泉成器のマイコン酒燗器は,お湯の温度の管理も楽で,しかも二つ一緒に入れることができるなど,他のメリットもある.
最後に,錫は傷つきやすいので,陶器に何度も入れると傷だらけになってしまうのだ.ただし,フルネットの改良版は樹脂製の枠をつけて対策しているようだが.
では,チロリがどのように収まるかを写真で見てみよう,燗たのしの場合には,このチロリの取っ手部分が出っ張っているので,対角線方向に向けて入れる必要がある.
酒燗器の場合は非常にぴったりのサイズで,二個同時に入れることもできそうである.
なお,以前に珠酒讃々の会のサンシンのブースで聞いた,一合チロリとミニミニかんすけも発売されたようだ.ただ,写真で見る限りでは風情がないかもしれない.
今朝はブランチにペペロンチーノを作ったのだが,それに昨日貰ってきたるみ子の酒のにごり酒を燗して合わせてみたら,うまい.さらに,一升瓶に少し残っていた秋鹿の霙もようも燗して楽しんだ…が,いい気分になって再び寝てしまった.休日を効率よく使うためには,朝酒はご法度だよなあ….