男たちの大和/YAMATO

TVを録画しておいたが,ようやく今朝見た.戦争映画は確かに非常に難しいのだが,さすがにこれは安易で作為的なストーリーだと思う.なんとか観客を泣かせよう・感動させようとしていいエピソードを入れても,詰め込みすぎてしまったら逆効果.役者陣も非常に豪華なのに,これでは本当にもったいない.まあ,動く大和をスクリーンで見れたのは収穫だった.

単に演技だけを見れば,久しぶりに見た反町隆史は,存在感があって意外に悪くなかった.中村獅童は,やはり日本の映画界で貴重な人材だと思うので,プライベートのごたごたに負けずにがんばって欲しいものだ.唯一良かったのは,比較的素直に作られていた蒼井優の登場シーンだけか…他は変にいじくりすぎ.「泣かせの蒼井」もいいが,そろそろ普通の等身大の女性を演じているのを見たいので,「クワイエットルームにようこそ」と「人のセックスを笑うな」には期待したい.