某勉強会

T工大でWebのリンク解析に関する勉強会.T大のT田助教授,T工大のW田助教授,M田助教授,?IIのU野助教授,?TRのF原氏・Y田氏,?unascapeのK藤氏に,各先生の学生.T田助教授に強引に頼み込んで仲間に入れてもらったのだが,私から声を掛けた?TR関係者を含め,ほぼすべてがT工大関係者なのにびっくり…もちろん元はそうらしいが,私から声を掛けた人までそうだったとは…私だけ仲間外れか?(苦笑)

Y田氏の発表では,彼が昨年ポスター発表していたクラスタリングアルゴリズムの安定性,再現性について議論が集中.また,クラスタの大きさの分布の中程度に見れるギャップは,T田助教授によると一般のWebリンクにも見られるかもしれないとのこと(ただし,あまり明確ではない).私は昔の研究とブログに関して説明…Y田氏に比べると努力が足りないのは明らかなので,雑用を早く片付けて,今の研究を進展させないと….他に各先生から説明あり…ただ,このレベルだと学生には少々きついかもしれない.今後も活動するようだが,議論のレベルを維持するために,あまり規模を拡大するつもりはないとのこと.そういえば,Y社の知恵袋のデータはいろいろなところに出しているようだ…私も頼んだら貰えたり…しないだろう(苦笑).

なお,T田助教授から,「しましまさんって誰?」と聞かれて,W田助教授と共に説明したが,まさか知らなかったとは思わなかった(笑)

W田助教授の修士2年の学生が,我が社に来るらしい…が,そういう志向だったら,他の会社がいいのではないかなあ…と思い,「G社に行ったほうがいいんじゃない?」と聞いたら,実は真っ先に受けたけど落ちてしまったとのこと.K藤氏とK松氏が面接したらしい(笑)が,今は希望者数が多いからか,結構厳しいのかもしれない.それにしても,我が社に来るくらいなら,グループ企業の(どちらも)D社が給料的にも仕事内容的にも技術レベル的にもいいと思う.しかし,我が社(というより,我が研究所)も,昔の日本のトップレベルの学生しか採用しなかったときと違い,他の企業を落ちた人たちしか来ない時代になりつつあるかもしれない.これに伴う若手のレベル低下と人材の枯渇は,研究志向から開発優先に切り替えながらも,分社化と寡占化懸念によるさまざまな規制により自由に活動できないジレンマとともに,組織の存在そのものを左右するまでになるかもしれない.少なくとも,非常に強い信念を持っている人を惹きつける会社ではなくなってしまった.

渋谷までT田助教授と帰るが,共著者がある大学に移ったが,そこは対外発表を基本的にしないという職(そんなところがあるとは!)だったらしく,移ったばかりで無理も利かず,結局自分が代わりに発表することになったと聞きびっくり.今の大学関係の施策は,競争を促すとか言いながら,逆にまともに競争できないような環境作りをしてしまっているかもしれない.