過去からの日記(世にも奇妙な物語)

youtube.comで「過去からの日記」を見つけたので見てみたが,すでにストーリーは知っているというのに泣ける.「感動」というタグがついていたのにも納得.消されないうちに見よう(苦笑)

しかし,この作品はDVD化されていない.まあ,「世にも奇妙な物語」はたとえ良い原作でも,結局タレントをアピールするのがメインになってしまい,最終的な作品として面白いものはかなり少なくなっているので仕方ないのかもしれないし,そういう中にまぎれてしまったのが不幸だったのかもしれない.結局,TVというのは単に垂れ流して消えてしまうメディアなのだ.DVD化されるのも一部に過ぎないし,日本ではとんでもない高価格がつけられる.これでは,せっかくよい作品が消えていくのは止められない.

やはり,こういう作品を評価・再流通させる仕組みが必要なんだと思う.もちろん,テレビ局はデジタル化やアーカイブ化で考慮していると言うのかもしれない.しかし,コンテンツ提供者側の評価はバイアスが掛かってしまうし,著作権にヒステリックなほど厳しい日本では購入しなければ中身がまったく見れない可能性も高い.なにより,評価する時に複数のサービスを利用しなければいけないのでは,本末転倒である.できれば,視聴と評価をもっとユーザ寄りにする必要があり,それはコンテンツの販売にも拍車を掛けるだろう.そのための有力なアプローチの一つがYouTubeかもしれないし,私はYouTube(のようなサービス)と非常にうまく連携したコンテンツ提供者が勝利すると推測している.それは再流通比率を向上させることができれば,薄利であろうとも得られる総収入はとんでもない額になるだろうからだ.さて,その口火を切るのはどこか?Apple Computerのアプローチでも充分なのか?それとも,YouTubeと抜け駆けするところがでてくるのだろうか?