再びSun Tech Days
会社に出社して来週のシンポのパワポ作り.M林氏と同様に,手持ちの資料をまとめて済ますつもりだったが,やはり論文発表と一般講演では話し方を違えなければいけないので,文章・構成・図などを作り直したり,一部新しいデータに差し替えたりしていると,いくら時間があっても足りない…なんて状態なのに,某会議の査読の論文が来週頭〆切なのに自動的に一つ追加される…本当に今週末で終わるかなあ?このために,W大のY名教授からは新しい論文のPDFを送ってもらっているが,本当はT大のT田准教授にも目を通して間違いを指摘して欲しいのだがなあ.なんてことをしてたら,グループ打ち合わせを完全に忘れていた(爆)そのうち出発時間になったので,東京国際フォーラムに向かう…が,立川で人身事故があり,ダイヤが乱れて乗り換えで大変だったが,なんとか5分前に到着.
さて,目当てのGC関係のパフォーマンスチューニングの話は面白い.昔は約2GBのヒープで動く?DINのチューニングで苦労したが,今は当時よりはるかに高性能だし,さまざまな選択肢が与えられているのが素晴らしい.ただし,このレベルまでくると,プロセッサやOSアーキテクチャを熟知していることも必要になるなあ.おしむらくは,事前知識がないとわかりにくい説明図がいくつかあったことか.
その後は,昨日のレセプションでK谷氏に無理やり引っ張っていかれて面が割れてしまった(笑)オープンソースの翻訳コミュニティのブースを再訪.というのは,S社で翻訳を担当しているS藤氏のブログを読んでいたら,Omega T,OLT,Pootle,SunGlossの説明をブースでしてくれると書いてあったからである…が,ちゃんとメモしておかなかったのでOmega TとOLTの説明はしてもらったが,Pootleを説明してもらうのは忘れる(爆)でもSunGlossは,一応私も使ったことがあるのでOK.さらにjavadoc翻訳の話をしていたら,以前はjavadoc翻訳は翻訳部分を別ファイルとして管理していたと思うが,最近はDocWeb(http://doc.java.sun.com/DocWeb/)というシステムがあるらしい.ただ,これはまだ翻訳メモリとは繋がっていない.Javaプログラムでは,同じインタフェースを実装したクラスのメソッドの説明は同じになるだろうし,結構同じコメントをカット&ペーストすることも多いから,翻訳メモリとの連動は特に効果的だと思うのだが…と言っても,まだこのシステムは使い始めたばかりで,まだこのシステムで最後まで完成させた日本語訳はないとのことで,これからに期待.
その後,超グルメのS庭氏に会い,まず美味しいマカロンを頂いてから(常に美味しいお菓子を持ち歩いているところがスゴイ!).夕方は会場が閑散としていたので,なぜ客が集まってないのかを議論.たとえば,今回は,Java関連のコミュニティにする講演や展示依頼がなかったとか,エヴァンジェリストのセッション中心でBOFのようなユーザ参加型のイベントがなかったので,会社の業務で来る開発者やSEがBOF目当てに夕方まで残ったり,OSS開発とか翻訳とかで活躍している忙しい開発者が夕方から来るということがなかったとか.さらに,これから発展していくRubyが今ホットなのに,結構使われているJavaのイベントに人が集まらなくなっているのだが,プログラミング言語で楽しく活動できるのは,仕事でその言語を使う前ではないかなあという話も.つまり,仕事で使うようになってしまうと,必ずしも楽しいことばかりではないし,なにより今までアクティブに活躍してきた人が趣味を本業にしてしまったことで,時間がなくなって参加できなくなるのかもしれない.