アルキメーデ(神泉)

さて,夕食はここに.ここは重康彦シェフのシチリア料理の店で,ブルータスに書かれているように井のなかの工藤氏にイタリア料理を教えた人であり同様に爆食系(爆)というわけで,以前井のなかに一緒に行ったことがあるK氏とチャレンジ.食材も鹿熊豚,長島農園の野菜,シャモロックとほぼ共通である.コースは6,000円のみ,イタリアはシチリアワインのみ.
コースの料理は,Entrataがレバーペースト,鹿熊さんの豚のリエット,汁気が少ない食べるミネストローネにパン,Antipastoが12品(半分が野菜系),Primi plattiがモディカ ボナユートのチョコレート風味のパッパルデッレ(選択可能),Secondi piattiが骨付き子羊肉のハーブ風味のパン粉オーブン焼き・じゃがいものロースト添え(選択可能),Dolceがレモン風味のジンのシャーベット(選択可能),Caffeがエスプレッソ(選択可能)にチョコレートとビスコッティ.前菜用に白ワインのグリッロを一杯貰い,その後はドンナフガータ社のセダーラを一本.
とにかく前菜が非常に美味しく,もうこれだけで大満足.パスタもおいしかったが,子羊肉の量には負けた…結局肉はなんとか食べたものの,本来好きなグリルした野菜が全部食べられず.ウェイターに「負けて食べられなくてすみません」と言ったら,「…勝ち負けじゃないんですけど…」と笑われてしまった(爆)ただシャーベットはそういう状況でも私を優しくなぐさめてくれるような美味.とにかくここは時間を掛けてゆっくり食べる本国に似た感じのレストランで,(特に本来の量に戻せば)食事の量は本国並みだが,味は日本的に繊細だ.井のなかとアルキメーデは似た素材を使っているものの,井のなかの方が豪快でこちらは繊細な感じがする.なお,この日に食べられなかったのは,体調のせいもあったようで,昼間なぜか非常に眠くてなかなか仕事にならなかったのだが,レストランでは完全に風邪の症状が出て体調不調だったのだ.今度は本来の体調の時に再チャレンジしてみたい.