某委員会

某委員会で話題になったのは,?ubyの標準化.J?ubyやIron?ubyなどの実用的で便利な実装が登場している昨今,それらとC?ubyとの互換性を保証するために標準化してみてはどうかということ.委員会の後に?ubyKaigiの実行委員のmrknとも話したのだが,?atzはやりがらないだろうとのことで,それはみんな容易に予測できる(爆).しかし,互換処理系を作っている側からしたら死活問題で,J?uby側からは相当の圧力が掛かっているそうだし,Iron?ubyなども「M社が言うとすべて悪意に解釈される」(爆,by K末氏)ので明確に口には出さないものの,結構困っているらしい.一番まずいのが,いつの間にか他に主導権を奪われるとか,非互換性ゆえの混乱が発生することで,そのような不幸なことが起こる前にコミュニティ主導でコントロールしていった方がよいのでは?というのが,上層部の考えらしい.結局,ここ数年の傾向として,CLIJVM上の複数言語環境が実用的になってきて,しかもすでに成功した(基本・主要)言語の恩恵を受けることができるので,成熟速度が非常に早く,実用性も非常によい.こうなると,C言語の実装の他に,それらの仮想機械上の実装が並列に進行するということが普通に起こるようになってくる.つまり,かなり早い段階でそれらの互換性を考えねばならないということになってくるので,プロジェクトを進行する側にとっては非常に大変だろう.
さらに日本の場合には,そのような活動をバックアップする体制が整っているとは言いがたく,もしおこなうにしても人的リソースの確保は問題.たとえば,企業が専任の開発者を割り当てたり,国が活動しやすいように人的・経済的な支援をおこなうとかしてくれればいいんだけど.なお主査曰く「表彰するのは好きなんだけど…」というので,一言「表彰式は官僚も目立ちますからね」(爆)