20世紀少年 −第2章− 最後の希望(新宿ピカデリー)

原作に非常に忠実.役者も原作にクリソツでいい人ばかり.それゆえに時間が足りず,ストーリーがモザイク的になってしまい,ただでさえわかりにくい原作のストーリーがますますわからなくなっている.
しかし,役者はいい.とにかくカッコいいのはオッチョを演じる豊川悦司.悪いけど,私は原作の時からケンジよりオッチョびいきである.
注目株は,カンナを演じる平愛梨と小泉響子を演じる木南晴夏平愛梨はとにかく目に力があって印象的だが,それゆえに脇役だとちょっと不釣り合いで評価されなかったのかもしれない.真木よう子のような路線を歩いて行くといいんだけど.木南晴夏は,最初「うっそー!」というくらい小泉響子に似ていて,それゆえに「このルックスだと,今後女優でやっていくのは大変だろうなあ…」と思っていたのだが,最近出たいくつかの作品を見ていると,ナチュラルで自然で明るい感じが他の美形女優になく,なかなか面白い.この作品でも,かなり目立っているので,今後も期待したい.あと印象的なのは,本人曰く本作品中で唯一全然似ていないという高須役の小池栄子か.そのテンションが高い演技は見もの.