おっぱいバレー(T・ジョイ大泉)

タイトルを大きな声で口に出すのが憚られる(笑)羽住英一郎監督の新作.「グローイングアップ」のようなアホ映画のようでありながら,実は感動大作じゃないのか?と思っていたのだが,やはり羽住英一郎監督らしいアホ映画だった.ストーリーはすべて予想通りに進行するので驚きはないものの,主人公の女教師寺嶋美香子役の綾瀬はるかははまり役で,その演技に思わず涙も.バレーボール部の6人は,オーディションで念入りに選ばれただけあって,とにかく情けない(笑)久しぶりに見た中学時代の美香子役の大後寿々花は,いきなり美少女になっていた.
冒頭から「渚のシンドバッド」で始まる70年代J-POPメドレーは秀逸.エンディングで「微笑がえし」が入るところまではいいのだが,最後のCaocaoの「個人授業」がミスマッチ.とにかく,70年代のあの煌めきを出したければフィンガー5のオリジナルしか考えられないし,特に女教師への憧れを出すのには,男の子じゃないとダメだろう.その点が非常に残念.