大塚屋(武蔵関)

今日の松の屋の新年会に持って行くためのお酒を買いに「大塚屋」に.ちょっと時間が遅かったのだが,運良く京子さんに出会えて,何も言わなくても「新年会のお酒ですね」とツーカーで選んでもらうことに.
なお,昨年あれほど店の中に積み重ねられていたP箱がほとんどなくなっていたが,年末に倉庫を一生懸命整理したらしい.という訳で,店の中がすっきりした.
今回は生酒や新酒を持ってくる人は多そうだし,濁り酒だと荒れる人が若干一名いる(謎)ので,一見普通そうだが旨い火入れの純米酒という路線でお願いして「天穏」を出して来て貰った.京子さん曰く「これは17BY…あれっ?平成18酒造年度って書いてある??…でも,これは17BYですから!(断言).(少し小さいが低く恨みを込めた声で)お〜か〜だ〜」(笑)ちなみに,後でるみちゃんに「この瓶はレアものですかね?」と聞いたら,「岡田くんの場合はよくあることらしいよ」だそうだ(爆・なぜみんなが間違いなく岡田杜氏(当時はまだ蔵人)のミスだと信じているのだろう?…人徳?(笑))

  • 天穏 純米吟醸 馨 無濾過中汲み 奥出雲産佐香錦(55%) 島根K-1 日本酒度+9 酸度1.7 アミノ酸度1.2 17BY 製造年月19年11月(島根・板倉酒造有限会社)

他に試飲させてもらったのは次の二本.「睡龍」は生が苦手な哲也さんも呑めるお酒らしいが,私はこのままではちょっと苦手で,生熟のお燗にしたいところかな(京子さんは生熟がダメ).「しぼったまんま」は寺田本家にしては意外に(爆)普通に美味しかった.

  • 睡龍 純米 無ろ過生原酒 山田錦アキツホ(65%) 21BY 製造年月21年12月(奈良・株式会社久保本家酒造)
  • 自然酒 五人娘 しぼったまんま 生原酒 生酛 赤ひばり(70%) 製造年月2009年12月(千葉・株式会社寺田本家)

さらに先日の「酒べ会」の話など.京子さんは,評価が「もの凄く美味しい」と「とてもこんなの飲めない!」のまっぷたつに別れるような「変態酒」の品揃えを強化して,「変態酒と言えば大塚屋」を合い言葉に練馬区制覇→世界制覇したいらしく,前回の結果には非常に満足しているそうだ(笑)
なお,日本酒業界関係者のブログをこっそり熟読している京子さんに,べっしゃんブログに謎の楽しいコメントが書き込まれていることを教えてもらったが,「よこみちのぱしり」って誰?「よこみち」は遊穂の横道俊昭杜氏,当然「フィリップ」は玉川のフィリップ・ハーパー杜氏,だとしたら蔵元の藤田美穂氏のような気がするのだが….今度「べっしゃん」に行った時に別府氏に聞いてみよう.