やっこ(浪速区恵美須東)

道頓堀の「たこ梅」に行ったら,一応ランチタイム中だったのに品切れしたのか閉店orz そこで新世界の串かつを食べに行くことに.実は私は数十年前の大学生・大学院生の間何年も京都に住んでいたのに通天閣に来たことはない.というのは,大阪出身の友人達がたくさんいたのだが,その頃は「あそこは危ないから,やめとけ」と言われていたのだ.しかし,今は普通に観光客がたくさん来ているようである.
最初はsacasakasakaさんのお薦めにしたがって,「だるま」の行列に並んでいた.

しかし,あまりに行列が長く,しかも観光ガイドを持っている人ばかりで一緒に行動するのがいやになり,二軒目に行くことにすれば「だるま」の行列も少なくなっているかと思い,まず最初に事前調査で評判が良かった隣の「やっこ」に.

カウンターだけの小さな店で,二人の調理人がどんどん串かつを揚げている.一席空いていたので,待たずに入ることができた.周りはいかにも常連ばかりだし,この店は外から中が見えないところが,単なる観光客には敷居が高いんじゃないかな.上の写真を見れば,地元の常連客相手の店と,観光客相手の店の区別が明確だ.
アサヒの黒生の小瓶を頼んで,最初に出てきたなすを食べてみたら,これがふっくらとしていて無茶苦茶美味しく感動!結局,串かつ,とんかつ,玉ねぎ,うずらの玉子,砂ずり,チーズ,もち,えび,かき,にんにく,じゃがいも,こんにゃく,アスパラと喰いまくった.どれも美味しいが,玉ねぎ,チーズ,もち,こんにゃくは絶対外したくない感じだ.これで2380円.結局,「だるま」には行けず…sacasakasakaさんごめん!
これでわかったが,串かつというのは,衣で素材を蒸して美味しくする,非常に理にかなった調理法だと思う.しかも,ここは衣が美味しい!ソースもしつこくなく絶妙な感じ.今まで東京で食べてきた串かつは偽物だということがよくわかった.私のように串かつを低く見ていた人は,ぜひ本場で喰うべし!
追記:なぜ多くの居酒屋で食べる串かつがまずいのかを考えてみると,油温の制御がまずいのと,素材の大きさが小さすぎるために,外側からっ・内側ふっくらではなく,外側じとっ・内側固めになってしまっているからかもしれない.あと,やっぱりすぐ食べないとダメだと思う.