日本では無理?
今日,特に目についた記事.電子書籍と大学教育という異なるジャンルについての話なのだが,どちらも一言で言えば「日本では無理」ということでないか?
- 電子書籍の開放を阻むべきではない(佐々木俊尚 ジャーナリストの視点)
- Speech at the Opening Exercises at the University of Tokyo(Hisashi Kobayashi's Blog)
電子書籍はかなり以前から取り組んでいるが,ほとんどすべてが失敗している.しかし,日本人には電子書籍が合わないのか?というと,「青空文庫」という立派な例で,決してそうでないことがわかるだろう.
大学教育については,私はそれほど詳しく言える立場ではないが,アメリカと比較するとあまりよくはないことはいろいろ聞いているし,最近はレベル向上を狙って競争だけを激化させても,研究者の支援がおろそかで,研究者として生きるのはかなり厳しいように思う.
ただし,「日本人」が無理なわけではない.実際に海外で成功している人も多い.問題なのは現在の「日本」という国や企業のシステムだろう.