さかなや(金沢八景)

さかなやの酒の会が三連休の真ん中の日曜日になってしまったのでなかなか行けなかったのだが,久しぶりにI社のS井氏とここに.

田酒の純米大吟醸を飲みながらS井氏を待つ.杜氏が変わった(辻村勝俊が岩手の千両男山に移り,17BYから細川良浩らしい)のだが,味も軽く華やかな感じに変わっていた.そういう酒が好きな人はいいのでは?

さて,ここは例のマイコン制御の酒燗器をさっそく買っていたのだが,それを目の前に置いて貰って独占状態で飲む…が,この機械は本当に危ない.というのは,二合徳利が二本入るわけだが,一本を飲んだら新しく一本入れておけば,残りの一本を飲み干すうちに暖まるからである.こんな便利な機械が自宅にあったら,まったく歯止めがきかなくなりそうだ…というか,下の酒リストを見ればわかるようにまったく歯止めが効いていない(苦笑)今の燗たのしだと,一回お湯を入れたらせいぜい一合徳利二本しか暖められないので,逆にいいかもしれない.でも,客が来るようだと,これは便利だよなあ….

なお,良い酒を燗して飲むのは本当に天国の気分であった.まあ最後は趣向を変えて冷やで飲んだのだが.

料理は,つきだしがチャンジャにマスカルポーネチーズを混ぜてキノコを和えたもので,これがなかなか絶妙.こういう独自性の高い料理を出すのは,私の行きつけでは錦糸町の井のなかと神泉のさくらくらいか.他に,刺身の盛り合わせ(鮪,ムツ,石鯛,カマス,カワハギ(肝付き),生しらすヤリイカ,ウニ),せみ海老塩焼き,自家製からすみ,ハコフグ焼き,海鮮ピザ(白子,自家製からすみ,サザエ?の肝入り),生しらすかき揚げ,白子のバター焼き,最後にスペシャル茶漬け(刺身入り).最後は食べ過ぎで苦しいほど(笑).だから,白子は,もっとあっさり調理してもらえばよかったと後悔した.

帰りは中央線で事故があったようなので,井の頭線に乗り換えて帰る.しかし,これだけ飲んでも無事に帰れたのは本当に凄い(笑)

今度は12月か,1月のお酒の会であろう.次にどんな料理と酒があるか,本当に楽しみである.