部門長名言(迷言?)

  • 我が研究所の人たちは,新しい仕事を始める時には,まず壁を作ることから始める(要するに,新しい技術的キーワードを争って,そのキーワードの時の予算などが自分のところに落ちるようにして,他の人たちを排除するということだ.しかし,その人たちが,その分野で外から評価されるとは限らない…というか,評価されないほうが多いかも.)
  • 我が研究所は個人商店の集まり(調査会社から言われたらしいが,どうもこの前の言葉と関連づけていた(排他的に仕事をする)ようだが,それより優れた研究者・開発者は一匹狼で仕事をしているというのが,元の意味のような気がする…)
  • お金で研究を買おうとする関連:「丸投げ文化」,「お金がないと研究ができないのか」,「俺達に研究を発注する奴がいると子会社から苦情がきている」(とにかく自分で手を汚さずに,お金で研究をやった気になっている現状を痛切に批判したのが面白い.なお,お金を掛けなくても研究でき,論文は書けるのは本当で,今の私達がまさにそれを実践しているわけだが,最初から予算がほとんどつかないという前提だと,研究者個人ではなく会社のためになるようなエポックメイキングな研究はできなくなる・しなくなるという罠があるが,それには気がついていないようだ.要するに,知恵とお金は使いようであり,単に使うことから始めるという方針が愚かなだけなのだが)
  • 「みなさんに言っても仕方ないですが…」「みなさんに期待しても仕方ないですが…」(新しいフェロー制度で,とりあえず旧フェローの一部を新フェローにしたものの,後が出てこないかも…という発言と,専門家として実力をつけて,他から評価されて対等に仕事をしろという発言の時の台詞.いやあ,強制動員した管理職達を前にここまで率直に馬鹿にするとは痛快であり,思わず声に出して笑ってしまった(←俺だけかも(爆)))
  • 「学会活動をしろ」,「S学会に入っていない奴は,部屋に戻ったらすぐ入れ」(もしかして,今学会関係のお役目をしているのかもしれないが,今の成果主義の方針では,対象にならない学会活動をする奴は,よほどの物好きしかいないと思うので,無責任に言い捨てるより,施策で示したほうがいいと思う.なお,私はS学会には入っていない(爆)が,他に4つの学会に入っている)
  • 「頼りにされるR&Dにしたい」,「専門知識がない」,「プロ根性がない」(いやあ,現状をよくわかっているなあと思う反面,そういう不適格者だけを昇進させたのが一番の敗因だと思うのだが…(苦笑))
  • 「資料の紙芝居化」,「絵で雰囲気を説明する奴がいる」(まあ資料の中身がなくて,毎日うんざりしているということなんだろう)