博士余り解消に20%ルール?

一見素晴らしいことを言っているように聞こえるが,実はあんまり意味がないのでは?
「博士余り」解消へ「20%ルール」!?物理学会が提言
というのは,別に「20%ルール」自体が良いのではなく,そもそもさまざまな発想を許容し評価することができる土壌があることが重要だと思う.20%ルールは,その結果として具現化した一つの例であるにすぎない.日本の学会は,どちらかと言えば産業界から離れた孤高の存在でいようとして,そのような試みを除外するような評価体系を築いてしまったところに問題があるので,まずそこを作り変えることから始める必要があるのでは?単に形式的に真似ても,意味があるとは思えないのだが….