某打ち合わせ

3月のシンポジウムの特別セッションのために,浜松町の弊社事業会社のM越氏のところに幹事のK島氏,仲介してくれた同僚のA石氏と行って打ち合わせ.名刺を出したとたんに,あっという顔をされ,「ブログを読んでます」と言われてしまったorz(もちろん,表だと思うが…)
特別セッションでは,実際のネットワーク(インターネット)の設計・運用とネットワーク科学を結びつけた議論をしたいと思っていて,実際に?レッツ網を管理している人物を探してコンタクトしたのだった.本当は昨年の網の障害の話を取り上げたかったのだが,この原因は単純で実はネットワーク科学的にはあまり面白くないネタかもしれないと言われたが,他にもいろいろ面白いネタがありそうなので,パネルに近い形式で違う立場の研究者・技術者で補い合って行けば,かなり面白い内容になりそうな気がする.この辺は仕切るK島氏の手腕次第というところか.3月に沖縄(しかも週末と連続!)なので,ぜひ発表・聴講を検討して頂きたい.
今日特に印象的なM越氏の言葉は,「ネットワークはつきつめれば輪のような気がする」という言葉.つまり,二つのノード間に一つの経路を持つ効率的なデータ構造としては木構造があるが,二つのノード間に冗長なエッジをもう一つ作るという意味で,その重ね合わせがネットワーク構造になるということである.ただし,「効率的な」作り方にはいろいろあって,それによってメッシュになったり,スケールフリーネットワークになったりするわけで,なるほど…という感じだった.そういうM越氏の奥さんは社会学?の大学の先生のようで,そういう点でも面白い議論ができそうなので期待して欲しい.