某シンポジウム

いつもお世話になっている教授に誘われてITビジネス教育の某国際シンポジウムに.4日も連続で早起きするとさすがにきつい….
アメリカ,シンガポール,日本のIT教育の発表があったが,アメリカのC?Uは今までは宇宙や軍関係の大規模ソフトウェア関係に就職する人が多かったが,シリコンバレーのソフトウェア企業を対象にプロジェクトベースの教育を始めたらしい.内容を聞くと実践的で素晴らしいが,これは開発と管理が別会社になることが多い日本向きではないかもしれない.シンガポールでは,かなりの割合を銀行システム開発に向けているが,これは現在世界の資金が急速に集まって来ているかららしい.これは国家の政策の勝利であろう.日本は,これに対して起業家向きのプロジェクトベースの教育をしている.日本のIT企業を対象にしていないのは,海外と違って日本のこれらの企業では仕事をしながら大学に通いにくい(周囲の理解や金銭的問題など)からであろうが,ちょっと残念である.
また,某ITベンチャーの社長,某ネット販売サイトの女性社長,某IT大企業の管理職,某機械会社の社員という卒業生4人の発表があった.忙しいはずのITベンチャーの社長が,こういうところに学びにくる原動力は何なのだろうか?(授業で学んだことをネタに一つ仕事を始めたらしいが)また,女性社長は,必要な知識や技術は授業に加えて,自分から関連企業にインターンに行ったり,面接を受けたりして学んで,大学の勉強の傍ら起業したらしい.男性とは女性とは脳の構造が違い,女性の方が脳梁部が太く一度に処理する情報量が多いと聞くが,今まで会ったことがある女性社長を見ていると,女性は小規模な能動的・先端的なベンチャーの起業に向いている気がする.